スポーン
劇場公開日:1998年2月14日
解説
愛する妻と再会するために魂を地獄の王に売り渡して復活した男の復讐を描いた近未来SF。全米で大ヒットした同名コミック(メディアワークス刊)の映画化。原作はマーベルコミック界の第ひとり者トッド・マクファーレン(製作総指揮もアラン・C・ブロムクイストと兼任)。本作がデビューの監督のマーク・ディッペ(「T2」「ジュラシック・パーク」の視覚効果担当)、製作のクリント・ゴールドマン(「マスク」ほか)、特殊効果監修のスティーヴ・ウィリアムズ(「T2」ほか)ら以下、「マーズ・アタック!」などの特撮を手掛けるILMのスタッフによる、実写以上の迫力とリアルさでつくりあげられた鮮烈な映像が見もの。脚本はアラン・マッケロイ。撮影は「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のギレルモ・ナヴァロ。音楽は「ザ・クロウ」のグレアム・レヴェル。使用曲としてテクノ系とスラッシュメタル系がコンビを組んだ異色のサウンドトラックが全編を彩る。美術は「アサシン」「レリック」のフィリップ・ハリソン。編集は「クロウ 飛翔伝説」のマイケル・N・クーンとトッド・ブッシュ。タイトルバック・デザインは「セブン」「ミミック」のカイル・クーパー。主演は「バッド・デイズ」のマイケル・J・ホワイトで本作が初主演。共演は「アメリカン・プレジデント」のマーティン・シーン、「ロミオ&ジュリエット」のジョン・レグイザモ、「ノーマンズ・ランド」のD・B・スウィーニー、「エクソシスト3」のニコル・ウィリアムソン、「ガール6」のテレサ・ランドルほか。
1997年製作/98分/アメリカ
原題または英題:Spawn
配給:ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ
劇場公開日:1998年2月14日
ストーリー
現代。闇の支配者にして地獄の王マレボルギアは、最終戦争をはじめるため、闇の軍勢ヘルスポーン軍団を率いるただひとりの精鋭の司令官として、ひとりの男を選んだ。彼の名前はアル・シモンズ(マイケル・J・ホワイト)。CIA最高の特殊工作員だ。マレボルギアは手下クラウン(ジョン・レグイザモ)に命じて、彼の上司で富と権力の亡者ジェイソン・ウィン(マーティン・シーン)とシモンズの魂を取引させる。アルは最愛の妻ワンダ(テレサ・ランドル)との静かな生活だけを望んで、ウィンが命じた最後の戦場、テロリストの爆弾工場へ赴くが、ウィンによって火だるまにされたあげく、工場ごと吹き飛ばされた。ワンダの名を叫びながら地獄に堕ちたシモンズに、マレボルギアは妻と再会させてやると申し出、シモンズはそれを受け入れて自らの魂を差し出し、現世に復活。だが、地上ではすでに5年の月日が流れ、彼は焼け爛れた顔の人間ではない変わり果てた姿に特殊能力を持つスポーンになっていた。そして妻ワンダは、なんとかつての親友テリー(D・B・スウィーニー)と再婚し、しかも自分との間にはなかった子供までもうけていた。絶望と怒りに燃えるシモンズは、ウィンへの復讐を誓う。だが、それは実は全世界を破滅させるため、天界の門への総攻撃を企むマレボルギアの罠だった。かくして、シモンズは苦闘の末復讐に乗りだすのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マーク・ディッペ
- 脚本
- アラン・マッケルロイ
- 原作
- トッド・マクファーレン
- エグゼクティブプロデューサー
- トッド・マクファーレン
- アラン・C・ブロンクィスト
- 製作
- クリント・ゴールドマン
- 撮影
- ギレルモ・ナバロ
- 美術
- フィリップ・ハリソン
- 音楽
- グレーム・レベル
- 編集
- トッド・ブッシュ
- マイケル・N・ヌー
- 衣装デザイン
- ダニエル・J・レスター
- SFX
- インダストリアル・ライト・アンド・マジック
- SFX監修
- スティーヴ・ウィリアマス
- 特殊メイクアップ
- ケーエヌビー・エフェクツ・グループ
- タイトル・バック・デザイン
- カイル・クーパー
- 字幕
- 市橋正浩