スペース・リザード3001 宇宙の極道蜥蜴

劇場公開日:

解説

宇宙のとある惑星を舞台に、父を殺した無法者たちと戦う青年と仲間たちの活躍を描いたSFウエスタン。ブライアン・デ・パルマの助監督を長年務めた、サム・アーヴィンの監督第3作。製作はヴラド・ポーネスキューとオアナ・ポーネスキュー、エクゼクティヴ・プロデューサーは『パペット・マスター』(V)など、SFやホラー映画専門の監督・プロデューサーとして知られるチャールズ・バンドで、彼の主宰するフルムーン・エンターテインメント作品。脚本はピーター・デイヴィッド、撮影はアドルフォ・バルトーリ、音楽は「レイジング・ケイン」のピノ・ドナジオ、SFXは「恐竜時代」でアカデミー賞にノミネートされた人形アニメの第一人者、デイヴィッド・アレンと彼のプロダクション。出演はリチャード・ジョゼフ・ポール、「レッド・オクトーバーを追え!」のアンドリュー・ディヴォフ、「ゼイリブ」のメグ・フォスター、「スター・トレック」シリーズのジョージ・タケイ、「アダムス・ファミリー」シリーズのカレル・ストライケン、ソウル界の大御所で「あなたに降る夢」などで俳優としても活躍するアイザック・ヘイズら。94年ヒューストン国際映画祭金賞受賞。

1994年製作/アメリカ
原題または英題:Oblivion
配給:コムストック
劇場公開日:1994年10月29日

ストーリー

31世紀。人知れず開拓期を迎えた名もない惑星の忘れられた町、オブリヴィオンに一隻の宇宙船が到着した。降り立ったのはトカゲのような極悪人レッドアイ(アンドリュー・ディヴォフ)、その情婦で鞭使いの妖艶な美女ラッシュ(ムセッタ・ヴァンダー)と手下どもだった。一味はミス・キティ(ジュリー・ニューマー)の酒場の前でストーン保安官(マイケル・ジェノヴァース)を殺し、サイボーグの保安官助手ステル・バー(メグ・フォスター)を牢に閉じ込め、町を手中に収めようとする。そんな時、保安官の息子で長い間、音信不通だったザック(リチャード・ジョセフ・ポール)が、荒野で怪物に食われそうになったところを助けたブテオ(ジミー・F・スキャッグス)とともに帰ってきた。彼らの前に不気味な葬儀屋(カレル・ストライケン)が現われ、保安官の葬儀に連れていった。町の窮状を知ったザックはステル・バーを救い出し、父の旧友、ドク・ヴァレンタイン(ジョージ・タケイ)らの力を借りて悪党どもを倒すために立ち上がる。形勢不利と知ったレッドアイは、ザックがほのかな恋心を寄せ始めた娘、マッティー(ジャッキー・スワンソン)をさらい、ザック一行は町の外れに広がる死の谷に向かった。戦いののち一味は壊滅し、レッドアイも大サソリに食べられてしまい、町には平和が戻った。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5SF西部劇とストップモーション特撮

2020年4月17日
PCから投稿

31世紀のとある惑星を舞台にした西部劇。
題名から蜥蜴が主人公かと思っていたら、蜥蜴は敵のボス。
カウボーイ姿のならず者の蜥蜴人間が手下と美しい悪女を連れて、小さな町を襲いに来る。
そこで保安官が殺されてしまい、保安官とゆかりのある若き主人公が戦うお話。

本作では当時としてもなかなか珍しいストップモーションを活用した特撮が観られ、SF要素も入りつつも、西部劇の王道を観ているような感覚で観ていられた。

しかし最後が少しあっけなすぎるかな、というかんじである。

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Zin Fuzisima