スペースボール

劇場公開日:

解説

宇宙の平和を乱す帝国に立ち向かう流れ者の活躍を描く「スター・ウォーズ」のパロディ版コメディ。製作・監督・脚本・出演は「珍説世界史PARTI」のメル・ブルックス、共同脚本はトーマス・ミーハンとロニー・グラハム、製作補はエズラ・スワードロウ、撮影はニック・マクリーン、音楽はジョン・モリスが担当。共演はジョン・キャンディ、リック・モラニスほか。

1987年製作/アメリカ
原題:Spaceballs
配給:MGM映画=UIP
劇場公開日:1988年6月11日

ストーリー

昔、昔、ワープした昔。遠い銀河系のかなたにスペースボール星人という恐ろしい宇宙人がいた--物語の第11章の字幕と共に、映画はスタート。自分の星の大気を使い果たしたスペースボール星のスクルーブ大統領(メル・ブルックス)以下悪しき指導者たちは、平和を愛する近くのドルイデア星から大気を奪おうと陰謀を画策。ヴェスパ姫(ダフニ・ズーニガ)を誘拐して、父親ローランド王(ディック・バン・パテン)を脅迫して、大気を奪うコード番号を聞き出そうと計画する。アクビ王子(ジム・J・ブロック)との結婚式からロボットのドット(ロレーン・ヤーネル)と共に逃げ出したヴェスパは、スクループの命令をうけたダーク・ヘルメット(リック・モラニス)にねらわれた。イーグル5号の船長ローン・スター(ビル・プルマン)は、半人半犬バーフ(ジョン・キャンディ)と共に、ピザ・ザ・ハットから借金をかえすようせめたてられている。そんな彼らにローランドは姫救出を依頼。ローン・スターらと姫はダーク・ヘルメットらの追跡をかわし、ベガ星に着陸。姫との間に愛もめばえたローン・スターは、寺院の中で聖者ヨーグルト(メル・ブルックス)に霊力を伝授される。だが、スペースボール星人の追撃はきびしく、彼らの宇宙船をトランスフォーマー(変身巨大ロボ)にして戦ったりするが、ローン・スターらの活躍で、宇宙に平和はもどる。かくて、ローン・スターと姫はドルイデア星で結婚式をあげるのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2

写真提供:アマナイメージズ

映画レビュー

4.0メル・ブルックスのラブ&ピースな笑いと共にあらん事を

2021年3月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

不名誉な称号か、名誉な称号か…?
パロディーの帝王、メル・ブルックス。
そんな彼が1987年に手掛けたのは、あの壮大な某スペース・オペラのパロディー。

ワープした昔、遥か彼方の銀河系で…
大気が薄くなったスペースボール星の大気を濃くしようと、悪のスクルーブ大統領は隣星のドルイデアに侵攻を開始。
一方その頃ドルイデアでは、結婚を嫌がったヴェスパ姫が式直前で逃げ出し、そこをスペースボール軍に捕まり掛かる。
ドルイデアの国王の頼みで宇宙の流れ者ローン・スターとその毛むくじゃらの相棒バーフが救出に向かう…。

設定や主な話は勿論、あのキャラこのキャラ。
あのメカニックにあの光の剣の武器、果てはあの未知なる力まで。
よく本家本元のあの人が怒らなかったなぁ、と。
何でもこのパロディーの名匠のファンらしく、快諾したとか。
その決断、ナイス!

ただのおバカパロディー・コメディではなく、ちゃんと娯楽作になっている。
本家風の宇宙を舞台にした冒険あり、一応悪vs善の闘いあり、仄かなロマンスあり。
本家と同じくILMがSFXを手掛け、なかなか本格的!
だけどやっぱり、たっぷりの笑い!
80年代を代表するコメディ・スターたち!
メル・ブルックスは監督/製作/脚本の他に、ヒトラーをおちょくった悪の大統領と未知なる力の賢者様の一人二役。
ジョン・キャンディは特殊メイクとふっくら体型と陽気な性格でハマり役の半人半犬。
でも一番ウケたのは、ダース・ベ…じゃなくて、ヘルメット役のリック・モラニス!
見た目のインパクトとギャップ、とんちんかんな言動、何だか彼が主役にすら思えるくらい気に入ってしまった。そうそう、彼が現れたら股間に気を付けよ!

他の作品からのパロディーも沢山。
びっくりしたのは、スペースボール軍が本作『スペースボール』を見て敵の出方を探るという荒業!
こ、こんなの考え付かなかった…。ス、スゲェ…!メル・ブルックス!

今のハリウッド・コメディのように下品ネタ、お下劣ネタ、下ネタはナシ。
健全なる良質おバカコメディ。
最後はラブ&ピース。
メル・ブルックスの笑いと共にあらん事を。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
近大

2.5スカイウォーカーはいなかったことになっている

2020年6月27日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

総合:50点 ( ストーリー:40点|キャスト:65点|演出:50点|ビジュアル:65点|音楽:65点 )

 『スターウォーズ』をはじめとしたいくつかの有名作品を劇中に取り入れたゆるゆる喜劇。でもそこで存在感のなかったスカイウォーカーではなく、ハン・ソロが主人公になっている。

 いかにも安い作りだが、思ったよりも美術はそれなりの作りをしていて雰囲気を出している。金色の人造人間はさっぱりだが、犬型人間は面白みがあった。自分は『スターウォーズ』はそんなに興味はないからどの場面が真似なのかよくわからない部分もあるが、各種の映画の場面の真似が入っているのは楽しさもあった。たいした内容ではないし大笑い出来たわけでもないが、何か作業しながら適当に流す程度にはなった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Cape God

3.0スターウォーズのパロディ作品

2020年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ピニョン

3.0スターウォーズパロディ。冒頭の安っぽいゲームのような効果音と偽ダー...

2020年6月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

スターウォーズパロディ。冒頭の安っぽいゲームのような効果音と偽ダースベイダーにクスッ。がそれ以降はあんまり。
おふざけだ!笑え!ってのはどうもあんまり笑えない。後クスッは暗証番号ぐらい。ラストは話としてまあ悪くはなかった。
悪の大統領は穂積、手先は宇梶に似てた。姫は本家よりいいかもしれない(笑)
BSフジ吹替版鑑賞。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
はむひろみ
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る