スタンド・バイ・ミーのレビュー・感想・評価
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共感
近い年齢の学生として深く共感できる。
死などわからないものがたくさんあって、でも、目の前には学校での進路。それと共に別れなければならない友達に対するなんともいえない心のモヤモヤ感。
そんないろんな不安から逃げたくて、なにかそれらを変える大きなきっかけ、刺激的な体験をもとめる。それが冒険にあらわれている。
線路を歩いていく、ただひたすら漠然とした目標に歩いていくというシーンも多いがこれが、このなかでいろんな事を話していく。線路を歩くのが止められず進み続ける時間、そのなかで悩み、話、いろんなことを考えていく思春期の様子の比喩だとおもう。
また、決まった親友に悩みを打ちあけ、泣き崩れるシーン。すごく共感できた、心許せる親友に悩みを打ち明けながら泣く。誰もが経験しただろう。
また、少し過激な言葉遣いやタバコなどをリアルにぼかさずに描くところにも何かを感じたがわからない。
なのでこの評価。
大人になったら理解できるだろうか。
子供時代に抱く想い
青春映画
なんてったってえ
清涼感と憧憬
大阪ステーションシティシネマで「午前十時の映画祭」として上映されていたのを鑑賞しました。
子どものときに数回見たことがありますが、今回は前回からおそらく10年以上経っていると思います。
主人公が語ったパイの早食い競争の話は覚えていましたが、あとは4人で線路の上を歩いたり、ヒルがいる池に落ちたり、ポストで野球をしたりという断片的なシーンだけ覚えていました。
子どもが冒険をする話は昔から好きでしたが、今見ても線路の上を歩く4人には憧れます。
しかし今回鑑賞した結果、4人の中でも特に主人公とクリスの関係が強調されて描かれていたことと、4人の中で主人公だけ少し浮いた存在であることをに気づきました。
焚き火の前で、主人公がクリスに「一緒に進学校に行こう」と言うシーンはとても印象的でした。
日本でも小学校から中学校に上がるこの年代は、徐々に友人関係が変化していく時期です。
しかも、高校受験で必然的に別れるのとは異なり、何となく自然に変化していくのが特徴的です。
そうした少年の繊細な時間を2日間の小さな冒険に詰め込んだところに、この映画の魅力があるのだと思います。
友情を描いた作品。
あの頃にはもう戻れない
超有名な青春映画。
もはや深く内容を掘り下げる必要などないでしょう。
純粋な子供たちが、ちょっぴり大人になる物語。
最後は胸がチクッとするような切ない終わりかた。
そこが現実味があってよかったですね。
あの有名なテーマソングをバックに線路を歩く4人。
そして最後の「あの12歳の時のような友達はもう出来ない、もう二度と」の文字。
まだ純粋だった子供たちが、やがて避けては通れない大人の道を歩んでいく、切ない青春物語。
いろんな意味で涙
ノスタルジックな気分になる映画です。
死体捜しをする過程の道中で主人公たちがちょっぴり成長した話です。
中学生のときは死体捜しってなんだよ、と思いつつ見た記憶があります。
当時はあまり印象に残らない、というか大人にキングのノスタルジックな気分の意味がよくわかりませんでしたが20歳を過ぎた今観るとキングの気持ちに共感できました。
最後に主人公が当時を回想しながらこんなことを言っていました。
"12歳のころのような友達は未だにできない”
あー、わかるわー。なんででしょうね。アイデンティティが確立される真っさらな状態だからですかね。
田舎町はいいですねー、私は都会で育ったので畑はもちろん森や海はなく小学校くらいの大きさの公園くらいしかありませんでした。
ですが、子供のころは親に内緒で隣町に自転車で遊びに行ったくらいでとても高揚感に満ち溢れ、物語の主人公になったような気分でした。キングほど遠くではないですが笑
あー、懐かしい。あいつら今何してるのかなー。
ちなみに
照り付ける太陽によって空気はカラカラに乾燥し道路の先は蜃気楼で気を抜いたら倒れそうな陽気の中を歩いていると何故かいつもこの作品を思い出しノスタルジックな気分になります。
名作!
子どもの時にしかできないこと
大学受験を終えての鑑賞
グーフィーは⁇
まさか、死体を探しに行く映画だったとは…。
クリスがゴーディに対して言った「自分の程度を下げる君はバカだ。」という遠慮のない言葉に友情の深さを感じ、涙。
本物の拳銃所持してたり、喫煙してたりと、アメリカ的な部分が、僕の幼かった頃の思い出とは重ならず、昔を思い出して感極まるって感じには全くならなかった。
だけど、幼かった頃に小さなコミュニティの中で、利害関係等一切なく自然に仲良くなっていった友達を越える友達がその後現れたことはなかったって部分には共感。
ラストで、クリスの後日談が悲しかったけど、彼がゴーディに励まされて自分の不運な境遇にもめげずに立ち向かい頑張って成功したことが、凄く嬉しかった。
でも、どう考えてもグーフィーは犬以外あり得ない。
子供時代は一度しか訪れない
沼で遊ぶシーンでテディが「子供時代は一度しか訪れない」的なことを言っていたのが本当に印象深かったです。
兄をなくし両親に愛されていないことを感じるゴーディ、家庭の環境に翻弄され先生にも裏切られたクリス、お父さんが精神病で耳を焼かれそうになった経験をもつバーン、それぞれ社会と大人に翻弄されて心に傷をもつ仲良し4人組。
大人になりきれない少年たちは2日の冒険で少しだけ大人になった…こんな大冒険は誰でも経験をすることではないけど、誰にでも大人になりたくて小さな冒険をした過去はあるのかもしれない、自分にもこんな時代があったな…と思わせる。
秘密基地をつくって賭け事をしながら、仲間とバカな話をしながら日々を送る4人。本当にどこにでもいる悪ガキですよね。ちょっと責任感のあるリーダーと頭のよい良識人、度胸とムチャを履き違えたヤンチャ坊主、なんも考えてない臆病な子供。
製鉄所でコインで誰が買い物に行くかかけたり、テレビの女性の胸が大きくなったとかどうとか、夜になればくだらない話ばかり、沼があれば入って渡ろうとしてヒルに噛まれるわ…本当にどこにでもあるバカな子供たちの話ですが、その中で苦悩をし、それぞれの苦悩を支え合いながら乗り切ろうとする感じがなんともいえずとてもよかったです。
そういえば、このリバーのタバコ姿を見てタバコを始めた未成年の自分を思い出しました…。
そして、最後のシーン、エースに銃を向けて死体を渡さなかった勇気とやっとの思いで見つけた死体を匿名で通報し、結局英雄にならなかった4人。ゴーディの「こんなんじゃだめだ」の一言がとても印象的でした。
誰もが通る大人への通過儀礼を最近の映画にはないようなストレートでわかりやすく伝えるこの映画はほんとうに名作だな…と改めてかんじました。ロリポップをはじめオールディーズの名曲の数々もとてもよかったです。
悩んで成長
子供だってそれぞれ悩みを抱えている。表面では明るくても闇を抱えている。
しかし、そんなことを打ち明けられる友がいることはとても幸せなことだ。
いいタイミングでトラブルや事件が起こり、観ていて飽きない。
チンピラの役割はなんなのか
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