スタンド・バイ・ミーのレビュー・感想・評価
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共感
近い年齢の学生として深く共感できる。 死などわからないものがたくさんあって、でも、目の前には学校での進路。それと共に別れなければならない友達に対するなんともいえない心のモヤモヤ感。 そんないろんな不安から逃げたくて、なにかそれらを変える大きなきっかけ、刺激的な体験をもとめる。それが冒険にあらわれている。 線路を歩いていく、ただひたすら漠然とした目標に歩いていくというシーンも多いがこれが、このなかでいろんな事を話していく。線路を歩くのが止められず進み続ける時間、そのなかで悩み、話、いろんなことを考えていく思春期の様子の比喩だとおもう。 また、決まった親友に悩みを打ちあけ、泣き崩れるシーン。すごく共感できた、心許せる親友に悩みを打ち明けながら泣く。誰もが経験しただろう。 また、少し過激な言葉遣いやタバコなどをリアルにぼかさずに描くところにも何かを感じたがわからない。 なのでこの評価。 大人になったら理解できるだろうか。
子供時代に抱く想い
誰もが子供時代に抱く想いが、鮮明に描かれている。 死という、実態が分からないものへの、怖いもの見たさの興味。 顔が知れ渡ってしまっている村から、未知なる外の世界を線路伝いに開拓していく冒険心。 そして、不安や希望に満ちた、まだ見ぬ大きな将来を友と語り合う。 映画の見どころは、ゴーディとクリスの友情だ。 お互いに友に心を許し、誰にも見せない弱い一面を見せる。 お互いに友を尊重し、友を想う。 90分もない短い映画だが、 シンプルで分かりやすい4人のキャラ設定に基づき、 誰もが子供時代に抱く想いをシンプルに描いた、素晴らしい映画だ。
青春映画
今の時間を大切に楽しく生きていこうと思える映画。 自分も友達と遊ぶことは多いけど今以上に友達を大切にしようと思える。 大人になってもう一回振り返ってみたい。 サウンドも良く、テンポもよく本当に良い映画だった。
なんてったってえ
ザ・青春映画って感じでした。 リバー・フェニックスがほんとに故人というのが悲しいです。 4人の少年のそれぞれのキャラが良くて、メガネのやつは異常にキャラ立ちしてました。トレインスポッティングのベグビー(ロバートカーライル)とか絶対彼を意識してんだろ。 原作のグロさはなく爽やかな作品でした。
清涼感と憧憬
大阪ステーションシティシネマで「午前十時の映画祭」として上映されていたのを鑑賞しました。
子どものときに数回見たことがありますが、今回は前回からおそらく10年以上経っていると思います。
主人公が語ったパイの早食い競争の話は覚えていましたが、あとは4人で線路の上を歩いたり、ヒルがいる池に落ちたり、ポストで野球をしたりという断片的なシーンだけ覚えていました。
子どもが冒険をする話は昔から好きでしたが、今見ても線路の上を歩く4人には憧れます。
しかし今回鑑賞した結果、4人の中でも特に主人公とクリスの関係が強調されて描かれていたことと、4人の中で主人公だけ少し浮いた存在であることをに気づきました。
焚き火の前で、主人公がクリスに「一緒に進学校に行こう」と言うシーンはとても印象的でした。
日本でも小学校から中学校に上がるこの年代は、徐々に友人関係が変化していく時期です。
しかも、高校受験で必然的に別れるのとは異なり、何となく自然に変化していくのが特徴的です。
そうした少年の繊細な時間を2日間の小さな冒険に詰め込んだところに、この映画の魅力があるのだと思います。
友情を描いた作品。
少年時代のかけがえのない友情を描いた冒険譚という感じか。作中の描写が、やや差別的であったり青少年にふさわしくない部分があったりもするが、そういった描写も省られることなく残っているのが嬉しいかと。 小学校の時分でこんなハラハラドキドキな熱い冒険をしたら一生モンだろうなと思った。 だが、名作としてこんなにも評価されているのには少々疑問が残った。 似てるかどうか分からないが、芥川龍之介の「トロッコ」を思い出した。
あの頃にはもう戻れない
超有名な青春映画。
もはや深く内容を掘り下げる必要などないでしょう。
純粋な子供たちが、ちょっぴり大人になる物語。
最後は胸がチクッとするような切ない終わりかた。
そこが現実味があってよかったですね。
あの有名なテーマソングをバックに線路を歩く4人。
そして最後の「あの12歳の時のような友達はもう出来ない、もう二度と」の文字。
まだ純粋だった子供たちが、やがて避けては通れない大人の道を歩んでいく、切ない青春物語。
いろんな意味で涙
んー、うまい言葉が見つからないなぁ。これほど思い入れのある映画もなかなかないから、どういったら良いかなぁ。 子どもの頃に観て、ずっと記憶にあり続けている映画のひとつです。人生の折々で、何かを感じ、何かを考え、ふいにこの映画を思い出す、そんな関わりをしてきた映画でした。なので、映画的評価とは別に、この映画を大事にしたい自分がいます。 12歳の頃の友だちを思い出したくなったら、いつでも観ようと思いますよ。 走れ、バーン!!! ロングショットが泣ける!! ビビったら、2回殴る! 肩を組みましょ! リバー・フェニックスは永遠の兄貴だ!
ノスタルジックな気分になる映画です。
死体捜しをする過程の道中で主人公たちがちょっぴり成長した話です。 中学生のときは死体捜しってなんだよ、と思いつつ見た記憶があります。 当時はあまり印象に残らない、というか大人にキングのノスタルジックな気分の意味がよくわかりませんでしたが20歳を過ぎた今観るとキングの気持ちに共感できました。 最後に主人公が当時を回想しながらこんなことを言っていました。 "12歳のころのような友達は未だにできない” あー、わかるわー。なんででしょうね。アイデンティティが確立される真っさらな状態だからですかね。 田舎町はいいですねー、私は都会で育ったので畑はもちろん森や海はなく小学校くらいの大きさの公園くらいしかありませんでした。 ですが、子供のころは親に内緒で隣町に自転車で遊びに行ったくらいでとても高揚感に満ち溢れ、物語の主人公になったような気分でした。キングほど遠くではないですが笑 あー、懐かしい。あいつら今何してるのかなー。 ちなみに 照り付ける太陽によって空気はカラカラに乾燥し道路の先は蜃気楼で気を抜いたら倒れそうな陽気の中を歩いていると何故かいつもこの作品を思い出しノスタルジックな気分になります。
名作!
なんとなく今まで見たことがなかったけどもっと早く見るべきだった! 誰もが知っている名作中の名作なのも納得 心の奥のとても敏感なところをくすぐって笑わせ泣かせそしてしみじみさせてくれる 二度と還って来ない青春 「あの12歳の時のような友達はもうできない…もう二度と」この言葉には心打たれた この映画のような出来事は無かったが自分にも確かにこの映画のような気持ちが昔あった それを「二度と還ってこない」と言われるとホント切なってしまう きっもこの映画は年を追うごとに深みが増していくんだろうな、、
子どもの時にしかできないこと
死体を見つけるために旅に出た少年たちの物語ですが、重要なのは辿り着くまでに彼らがどう成長するのかです。 安定しない家庭で育ち、唯一信頼できるのは同じ境遇の仲間たちだけ。この先どうやって生きてゆくのか、彼らは旅を通して真剣に向き合います。 子どもの頃にしてきたことは、人生で大きな意味をもちます。それを教えてくれた作品でした。
大学受験を終えての鑑賞
最初、ハードルをこれでもかというくらい上げて この作品に入り込んだ。冒頭は 正直、こんなもんかと、たらーっと観てた。けど映画の醍醐味は"ココから"なわけで。見事にカウンター喰らいました。そんじょそこらのカウンターじゃないです。 その威力の要因は、物語・映像・演技・音楽はさることながら 自分の現在の境遇にあった。この子どもから社会人に成長する、ちょうど境目。それらの要因もあいまって、とんでもない化学反応が起きたんだと思う。 自分の過去を見直し、自分の未来を見据えることができた映画です。10年後にもう一度観たい。
グーフィーは⁇
まさか、死体を探しに行く映画だったとは…。
クリスがゴーディに対して言った「自分の程度を下げる君はバカだ。」という遠慮のない言葉に友情の深さを感じ、涙。
本物の拳銃所持してたり、喫煙してたりと、アメリカ的な部分が、僕の幼かった頃の思い出とは重ならず、昔を思い出して感極まるって感じには全くならなかった。
だけど、幼かった頃に小さなコミュニティの中で、利害関係等一切なく自然に仲良くなっていった友達を越える友達がその後現れたことはなかったって部分には共感。
ラストで、クリスの後日談が悲しかったけど、彼がゴーディに励まされて自分の不運な境遇にもめげずに立ち向かい頑張って成功したことが、凄く嬉しかった。
でも、どう考えてもグーフィーは犬以外あり得ない。
子供時代は一度しか訪れない
沼で遊ぶシーンでテディが「子供時代は一度しか訪れない」的なことを言っていたのが本当に印象深かったです。
兄をなくし両親に愛されていないことを感じるゴーディ、家庭の環境に翻弄され先生にも裏切られたクリス、お父さんが精神病で耳を焼かれそうになった経験をもつバーン、それぞれ社会と大人に翻弄されて心に傷をもつ仲良し4人組。
大人になりきれない少年たちは2日の冒険で少しだけ大人になった…こんな大冒険は誰でも経験をすることではないけど、誰にでも大人になりたくて小さな冒険をした過去はあるのかもしれない、自分にもこんな時代があったな…と思わせる。
秘密基地をつくって賭け事をしながら、仲間とバカな話をしながら日々を送る4人。本当にどこにでもいる悪ガキですよね。ちょっと責任感のあるリーダーと頭のよい良識人、度胸とムチャを履き違えたヤンチャ坊主、なんも考えてない臆病な子供。
製鉄所でコインで誰が買い物に行くかかけたり、テレビの女性の胸が大きくなったとかどうとか、夜になればくだらない話ばかり、沼があれば入って渡ろうとしてヒルに噛まれるわ…本当にどこにでもあるバカな子供たちの話ですが、その中で苦悩をし、それぞれの苦悩を支え合いながら乗り切ろうとする感じがなんともいえずとてもよかったです。
そういえば、このリバーのタバコ姿を見てタバコを始めた未成年の自分を思い出しました…。
そして、最後のシーン、エースに銃を向けて死体を渡さなかった勇気とやっとの思いで見つけた死体を匿名で通報し、結局英雄にならなかった4人。ゴーディの「こんなんじゃだめだ」の一言がとても印象的でした。
誰もが通る大人への通過儀礼を最近の映画にはないようなストレートでわかりやすく伝えるこの映画はほんとうに名作だな…と改めてかんじました。ロリポップをはじめオールディーズの名曲の数々もとてもよかったです。
悩んで成長
子供だってそれぞれ悩みを抱えている。表面では明るくても闇を抱えている。
しかし、そんなことを打ち明けられる友がいることはとても幸せなことだ。
いいタイミングでトラブルや事件が起こり、観ていて飽きない。
チンピラの役割はなんなのか
昔スタンドバイミーしたことがある。
昔スタンド・バイ・ミーとか言いながら線路を歩いた。 そんなに長い距離ではないが、一時間弱くらいは寄り道をあわせて歩いたと思う。 いんざないっっつ とか言いながら歌って歩いたのだ。 ものすごい田舎のことだからそんな事が出来たのだろう。東京だったら当時でも無理だ。 初めてこの映画を見たのは小学校のときで、それから数回見たように覚えている。 やがて大人になり、シャイニングなどの原作者と同じ人だという事を知ってびっくりした。 こんなものも書くのだと衝撃を受けた。 映画自体は更によかった。登場人物の少年たちの旅は、男が旅をするということの意味を考える。 若いという事は、それだけで十分にいいことだ。 少年であるという事はそれだけで選択肢が山ほどある。 あの瑞々しい感動がもう一度欲しくなった。
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