スウィート・ロード

劇場公開日:

解説

幼い兄弟のカリフォルニアへの旅と、家族たちの絆を描いたハート・ウォーミングなロード・ムービー。監督はUCLA出身で、これが長編デビュー作のトッド・ホーランド。製作・脚本はデイヴィッド・チスホルム、共同製作はケン・トポルスキー、エグゼクティヴ・プロデューサーはリンズレイ・パーソンズ・ジュニア、撮影はロバート・イオマン、音楽はJ・ピーター・ロビンソンが担当。

1989年製作/アメリカ
原題:The Wizard
配給:パイオニアLDC
劇場公開日:1992年11月14日

ストーリー

何度も家出を繰り返す自閉症ぎみの少年ジミー(ルーク・エドワーズ)が警察に保護された。彼の口からでるのは「カリフォルニア」という言葉だけ。ジミーの言動に思い余った母親のクリスティーン(ウェンディ・フィリップス)と義理の父は、彼を施設に預けてしまう。その噂を聞いたジミーと腹違いの兄弟であるコーリー(フレッド・サベージ)は、兄のニック(クリスチャン・スレイター)や、父サム(ボー・ブリッジス)が頼りにならないと悟ると、ひとりジミーを救出すべく施設に向かった。うまく脱出したジミーとコーリーは、ネヴァダの田舎町からカリフォルニアを目指した。手元にはわずかなお金しかなかったが、ジミーの天才的なテレビゲームのテクニックで、大人たちから賭け金を稼ぎ出すことができた。ヘイリー(ジェニー・ルイス)という女の子が、ジミーをテレビゲームの全国大会に出場させることを提案し、仲間に加わる。一方大人たちは、ふたりの家出に右往左往。クリスティーンたちは賞金稼ぎを雇い、サムとニックは、2人を探す旅に出る。ジミーのゲームの腕はめきめきと上達していった。全米テレビ・ゲーム大会で優勝したジミーたちの前に、サムとニックとクリスティーンが現れる。車で帰る途中、ジミーにとって思い出の場所を通り過ぎる。そこは、幼くして死んだジミーの双子の妹と共に家族全員で写真を撮った場所であった。

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