紳士同盟(1960)

解説

ジョン・ブル気質たっぷりなサスペンス・コメディ映画。「サファイア」のコンビである製作者のマイケル・レルフと監督のバジル・ディアデンが出演もしているブライアン・フォーブスのシナリオを映画化したもの。撮影を担当したのはアーサー・イベットソン。音楽はフィリップ・グリーン。出演するのは、「ベン・ハー」のジャック・ホーキンス、「サファイア」のナイジェル・パトリック、ロジャー・リヴシー、キーロン・ムーア、ノーマン・バードなど。

1960年製作/イギリス
原題または英題:The League of Gentlemen

ストーリー

人員過剰で軍を退役させられたハイド中佐(ジャック・ホーキンス)は社会への復讐を決意した。彼は軍の人事記録から七人の免官させられた軍人を選び五ポンド札の半分と銀行破りを描いたスリラー小説を送って仲間をよび集めた。闇事件で免官となって今は賭博師のピーター・レイス(ナイジェル・パトリック)元少佐、ソ連に機密を売った前歴をもつ今はラジオ修理工のレクシー元中尉、わいせつ罪で免官のニセ牧師マイクロフト元経理大尉、殺人で免官された射撃の名手ポーチル元大尉、桃色事件で免官された毒ガス専門のルパート元少佐、元ファシスト党員で殺人罪の前歴をもつボディビル指導員スティヴンス元大尉、酔って部下を殺した過去をもつ爆薬専門のウィーヴァー元大尉の七人である。説得のすえ一同はハイド中佐の「金の羊毛作戦」に参加することになった。目的はもちろん銀行襲撃。トレーニング期間を経てマイクロフト大尉と数人の仲間は司令官視察といつわり陸軍実戦訓練所から武器をうまうまと盗みだした。ハイド中佐は軍隊式の完全主義で、8ミリフィルムや地図、模型などを使い作戦計画を徹底させた。自動車を盗んで番号をつけかえ、警察無電妨害装置を作り、煙幕を用意し、計画は完了。一同は予定どおりの日に、計画に従い百万ポンドの紙幣を銀行からうばうことに成功した。仲間は一人一人分配金をもって新生活に出発し、ハイドの邸には彼とレイスとクレイシーだけが残った。そこに不意にハイドの昔の上官ウォレンが隣家に引越してきたといってあいさつにきた。びっくりしたハイドは彼を酒に酔わせて、残る二人の仲間を巧みに逃した。が、官憲の手は意外にも彼にのびてきて、彼は酔ったウォレンとともにひったてられる羽目になった。意外や逃げたと思った七人の仲間もちゃんと警察の車の中に捕えられていた。当局は巡回巡査の報告と、ある少年の銀行襲撃目撃をタネに彼らの犯行をさぐりあて、そのことごとくを知っていたのであった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く