ジュマンジ

劇場公開日:

解説

プレイの内容が現実に起こる不思議なゲーム盤を巡って展開する、ファンタスティックなSFXアドベンチャー。全てCGで描かれた象、ライオン、猿などの動物たちはじめ、アニマトロクス、特殊メイクなどの特殊技術のオン・パレード。監督はILMの特殊効果マン出身で「ミクロキッズ」「ロケッティア」のジョー・ジョンストン。童話作家クリス・ヴァン・オールズバーグの同名絵本(邦訳・ほるぷ出版刊)を基に、オールズバーグ、グレッグ・テイラー、ジム・ストレインが映画用ストーリーを作り、「ダイ・ハード3」のジョナサン・ヘンズリーが脚色。製作は「ターミナル・ベロシティ」のスコット・クループと、ウィリアム・タイトラー、エグゼクティヴ・プロデューサーはテッド・フィールド、ラリー・J・フランコ、ロバート・W・コート。撮影は「わんぱくデニス」のトーマス・アッカーマン、音楽は「ブレイブハート」のジェームズ・ホーナー、美術は「ロケッティア」「わんぱくデニス」のジェームズ・D・ビッセル、編集はロバート・ダルヴァ、特殊視覚効果はILMが担当。主演は「9か月」のロビン・ウィリアムズ。共演は「オンリー・ユー」のボニー・ハント、「若草物語」のキルスティン・ダンストほか。

1995年製作/104分/アメリカ
原題または英題:Jumanji
配給:コロンビア トライスター映画
劇場公開日:1996年3月20日

ストーリー

1869年、深夜の森で2人の少年が大きな木箱を地中深くに埋めた……。1969年、製靴工場を営むニューハンプシャーの名家パリッシュ家の12歳になる一人息子アラン(アダム・ハン=バード)は気の弱い少年で、厳格な父サム(ジョナサン・ハイド)にいつも叱られていた。ある日、彼は工事現場の土中から、大きな木箱を掘り出す。それは「ジュマンジ」と書かれたゲーム盤で、アランはガールフレンドのサラ(ローラ・ベル・バンディ)とプレイをする。ところが、このゲームは投げたダイスの目に応じた結果が、実際に起こるのだった。アランはサラの目前で、ゲーム盤の中のジャングルの世界へと吸い込まれて消えてしまった。さらに26年後、アラン一家が住んでいた屋敷に、伯母ノーラ(ベベ・ニューワース)に連れられた、ジュディ(キルスティン・ダンスト)とピーター(ブラッドリー・ヒアース)の幼い姉妹が住むことになった。彼らは屋根裏部屋で「ジュマンジ」を発見し、さっそくプレイしてみる。だか、吸血蚊、猿、そしてライオンが出現してしまった。そこへ、ピーターの出した目のおかげで26年ぶりに生還したアラン(ロビン・ウィリアムズ)も現れる。彼は38歳になっていた。アランは狂喜乱舞するが、工場は倒産し、両親も既に数年前に他界していた。アランは姉妹と共にゲームを終了させて悪夢を終わらせようと決意。頑に拒むサラ(ボニー・ハント)を無理やり参加させ、ゲームは再開した。彼らの出す目により、屋敷中が人食い植物が覆い尽くすジャングルになり、アランを獲物と定めて執拗に追う英国人ハンターのヴァン・ペルト(ジョナサン・ハイド=二役)が現れたり、挙げ句にはゾウやサイ、シマウマといった動物たちが現れてスタンピード(大暴走)をはじめ、街はパニックとなる。3人は何とかゲームをやり続け、ついにアランが上がりとなった。その時、動物たちもジャングルもヴァン・ペルトも、全てゲーム盤に飲み込まれてしまう。気がつくと、幼いアランとサラは1969年の世界にいた。アランの両親も健在だった。ゲーム盤を川に流した2人はやがて結婚し、1995年のクリスマス・パーティーで、友人夫妻の子供、ジュディとピーターに再会した。その頃、どこかの国の海岸にゲーム盤が流れ着いていた……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5めちゃくちゃ

2024年9月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

ここまで声が出た作品はそうないかもしれない

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まるるるるるるる

3.5人命恐怖ゲーム

2024年5月12日
iPhoneアプリから投稿
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movie mamma

3.0驚きの展開

2024年2月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波

楽しい

興奮

すごろくゲームをすると、バーチャル体験ではなく現実で異変が起こる。
驚きの展開。
どういう仕組みなんだ!?

今あらためて観ると、テレビゲームと異なるアナログのボードゲームは懐かしく、子どもの頃に遊んだ時のことを思い出す。

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共感した! 3件)
Don-chan

3.5素直にワクワクしよう!

2024年1月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

実は「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」を先に観てしまったのだが、先に観たからこそ面白い部分もあった。主人公がアラン・パリッシュなこととかね。

ま、それはそれとして今作最大の見所はゲームの影響で日常が破壊されていくスリル!
小さな町の出来事かもしれないけれど、プレイヤーだけがこのパニックを止められるという圧倒的ヒーロー感がたまらない。
行政機関や企業や無関係な大人たちが束になっても敵わない、ジュマンジプレイヤーだけの特別な冒険。この狭さがむしろ楽しい。なんたって余計なツッコミ不要。いろんなしがらみを無視して、ジュマンジをクリアする事だけに集中出来る。

基本的にアドベンチャー・コメディなので、現実に起こる騒動への対処がコミカルなのも良い。
90年代の作品で、CGやアニマトロニクスがまだまだ微妙なこともあり、ワニが出てくるシーンでは、「探検隊の栄光」を思い出し、藤原竜也が脳裏にチラついてしまった。
大丈夫、藤原竜也がチラついても全然面白いから!

ヘタレで臆病、消極的なアランを追い回すヴァン・ペルトをアランの父親と同じ役者さんが演じているのが興味深い。
「何故か僕を追い回してくる」「僕の何が気に入らないのか」とアランは言うが、ヴァン・ペルトはアラン自身が父親をはじめとする周囲の人間に対して抱いている感情の具現化だ。
自分の不幸の原因を外に求めてはいても、ヘタレな自分を一番嫌いなのは、アラン自身なのである。

「ジュマンジ」は現実世界から抜け出したい人のゲーム。現実には辛いこと、嫌な事が沢山ある。
でも現実世界の困り事は、経験から学ぶことで克服できるのだ。

きっとまたどこかで太鼓の音に誘われて、禁断のゲームを手にする者が現れるだろう。
彼らがどんな冒険を見せてくれるのか?
それを思うだけでワクワク出来る。こんな映画は最高だ。

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つとみ

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