周遊する蒸気船

劇場公開日

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解説

巨匠ジョン・フォード監督がアメリカの国民的スター、ウィル・ロジャースを主演に迎え、アメリカ南部を舞台に繰り広げる笑いと涙にあふれる一連の人情喜劇〈ウィル・ロジャース三部作〉最後の作品。ロジャースはこの後まもなく飛行機事故で急逝し、本作が遺作となった。三部作の2本目「プリースト判事」に引き続き、製作はソル・M・ワーツェル、脚本は「男の敵」「駅馬車」など30年代のフォード作品の大半を手掛けたダドリー・ニコルズと、のちに「若き日のリンカン」を書くラマー・トロッティ、撮影は「アイアン・ホース」などのジョージ・シュナイダーマンがそれぞれ担当。美術はウィリアム・ダーリング、音楽は南部などのアメリカ民謡をもとに、サミュエル・ケイリンが監修。共演はジョン・マクガイア、アン・シャーリーほか、「天国は待ってくれる」「レディ・イヴ」などの名性格俳優ユージン・パレット、監督の兄で「太陽は光輝く」までほとんどの作品に顔を出す元西部劇スターのフランシス・フォード、三部作のレギュラーの黒人俳優ステピン・フェチット(「プリースト判事」のリメイク「太陽は光輝く」でも同じ役を演じた)、長年ロジャースと組んで舞台に立ち、また作家で「プリースト判事」の原作者でもあるアーヴィン・S・コッブなどが脇を固める。

1935年製作/アメリカ
原題:Steamboat Round the Bend
配給:ケイブルホーグ

ストーリー

ドク・ジョン(ウィル・ロジャース)はミシシッピ河を蒸気船で旅しながら得意の口上で伝説のインディアンの娘ポカホンタスの秘伝という薬を売っている。彼はお金を貯めて甥のデューク(ジョン・マクガイア)のために古い蒸気船を買っており、いつか二人でその船を乗り回す日を夢見ている。悪友のイーライ船長(アーヴィン・S・コッブ)はドクをからかい、今度の蒸気船レースにお互いの船を賭けようという。旅を終えて自分の船に戻ったドクの所に、デュークがフリーティ・ベル(アン・シャーリー)という娘を連れて逃げ込んできた。彼女を護ろうとして誤って人を殺したというのだ。事情を聞いたドクは、それなら正当防衛だから大丈夫と、甥を自首させる。元々余所者のフリーティ・ベルは猛反対するが、ドクのやさしい人柄に触れて心を開く。しかし悪評高い〈首吊り判事〉のせいで判決は死刑。再審でいい弁護士を雇うため、ドクとフリーティ・ベルは船を蝋人形館にして巡業に出て成功するが、肝心の控訴は却下された。ドクはデュークとフリーティ・ベルを獄中で結婚させ、事件を目撃した預言者の新生モーゼ (バートン・チャーチル) を探すが見つからず、知事は南北戦争で一緒に戦った仲だから直訴すれば判ってくれると州都に向かう。ところが河は蒸気船レースのために閉鎖されている。イーライ船長との賭けもあり、ドクはそれなら甥を救うついでにレースにも勝ってやると決意する。レースの途中で川辺で説教中のモーゼを発見、ドクは得意の投げ縄で船に彼を連れ込んで先を急ぐ。急なことで燃料が足りず、船の甲板や調度品、さらには蝋人形、最後には秘伝の薬(実は酒)まで燃やし、船は黒煙を吹き上げて猛スピードで州都に向かう。レースに優勝したドクたち一行は、優勝トロフィーを渡す知事をそのまま馬車に乗せて刑務所に急ぎ、間一髪でデュークの死刑を止めさせる。賭けにも勝ったドクたちはイーライの立派な蒸気船も手にいれて大満足だ。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0蒸気船という興奮

2014年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

幸せ

本当は五つ星つけたい!!! それぐらい文句なしに面白い映画でした!!
なんといっても、中盤から始まる蒸気船レース! 幾艘もの蒸気船が煙を噴き上げつつ進行するその雄大さに本当に感動してしまいましたよ! 正直、CGが持つ迫力とは決定的に異なる、真の迫力がこのショットに充満してます!
なんだろうなぁ、どこかで今、私、「あ、これが映画だったんだな」って妙に納得しちゃってますよ。すごいよ、ジョン・フォード。私ごときが何ですが、やっぱり本物ですよ。
ということで、中盤までの進みでやや間延びした感じもあったので、レビュー書き初めには4.5点にしようかと思っていたのですが、やっぱり…五つ星にします! ジョン・フォードに感謝!!!

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チャーリー
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