ジャンゴ 灼熱の戦場
劇場公開日:1992年1月25日
解説
独裁者の暴虐に立ち上がった元ガンマンの修道士ジャンゴの勇姿を描く、遅れてきたマカロニ・ウェスタン。60年代隆盛を誇ったイタリア製西部劇には「続荒野の用心棒」以来何本もの“ジャンゴ”ものが存在するが、本作はその中で主演者が同じで正統的な続編といえる。監督はテッド・アーチャー、脚本はネロ・ロサティとフランコ・レジアニの共同、撮影はサンドロ・マンコーリ、音楽に「ハムレット」、「荒野の用心棒」のエンニオ・モリコーネ。
1987年製作/イタリア
原題または英題:Il Grande Retorno Django Strikes Again
配給:ケイエスエス
劇場公開日:1992年1月25日
ストーリー
昔、どこからともなく棺桶を引きずって現れ、その中に隠されたガトリング・ガンで無法者どもを一掃したジャンゴ(フランコ・ネロ)は今、修道士イグニシアスとして静かな生活を送っていた。ある日、昔の愛人が現れ、彼の娘マリーソールの面倒をみるように言い残し息絶えた。時を同じくして、マリーソールが悪名高い銀山の総督オーロウスキー(クリストファー・コネリー)に誘拐されたことから、ジャンゴは再び戦いの渦に巻きこまれる。総督の船を監視していたジャンゴは逆に捕まり、奴隷として銀山の島に送り込まれた。彼はそこで知り合ったガン(ドナルド・プレゼンス)からオーロウスキーの残虐ぶりを教えられる。彼は武装した兵士に身を守らせ、豪華船の上でイザベラ(リチア・リー・リヨン)を始め女奴隷をはべらせて快楽をむさぼりながら、彼の夢である巨大な黒蝶マリーポーサネグラを探し求めていた。苛酷な強制労働の中、ガンの協力で脱走に成功したジャンゴは、自分の墓を掘り起こし、再びガトリング・ガンを手にし、逆襲に立ち上がる。彼は少年ミゲリート(ニキ)の助けを得て敵を次々となぎ倒していく。業を煮やしたオーロウスキーはジャンゴを捜して修道院を襲うが、それがきっかけとなり修道士たちはジャンゴを神の使者と認めることになった。神の祝福を得たジャンゴはマリーソールの救出に成功し、奴隷たちの力を得て、オーロウスキーを倒す。やがて彼は娘を残し、再びさすらいの旅に出るのであった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- テッド・アーチャー
- 脚本
- ネロ・ロサティ
- フランコ・レジアニ
- 撮影
- サンドロ・マンコーリ
- 音楽
- エンニオ・モリコーネ
- 字幕
- 藤後純子