ジェラシー(1991)

劇場公開日:

解説

プレイボーイの恋人に嫉妬心を燃やす女の姿を描く恋愛コメディ。監督・脚本・潤色・台詞はキャスリーン・フォンマーティ。彼はベルトラン・タヴェルニエやパトリス・ルコント監督らの作品で、スクリプターなどで参加していた人物で、これが長編第一作となる。製作はドミニク・トゥーサン。共同潤色・台詞はマガリ・クレマンとリシャール・アンドリ。撮影はアンドリ。音楽は「ピストルと少年」とフィリップ・サルドが担当。出演は「愛のあとに」のリオ、「さよなら夏のリセ」のクリスチャン・ヴァディム、「ダディ・ノスタルジー」のオデット・ロールなど。

1991年製作/100分/フランス・イタリア合作
原題または英題:Jalousie
配給:デラ・コーポレーション
劇場公開日:1993年7月24日

ストーリー

カミーユ(リオ)は新進女性カメラマン。今一番気になる男性で舞台装置家のピエール(クリスチャン・ヴァディム)の仕事場を訪ねると、彼と共に部屋にいた女性にいきなり突き飛ばされてくるぶしを痛めてしまう。足にギプスを付けたカミーユが帰宅するとピエールから花束が届いていた。ピエールの家で全裸になり絵のモデルになるカミーユは、ベッドで愛を囁く。ピエールは彼女に一緒に暮らそうと言うが、カミーユは彼の部屋で女性の下着を発見する。ピエールは四年前に絵のモデルになったリナ(ヴァレリー・ジャン・ガルドゥーノ)のものだと言うが、そのしばらく後、リナから電話があり、カミーユに嫉妬心が募る。ピエールのメモ帳を覗くとリナとの待ち合わせの場所が書いてあり、そのオペラ座で待ち伏せしていると、ピエールからの花束と手紙を見つける。しかし、カミーユの嫉妬心はさらに増し、ピエールは何か後ろめたいことがあるのか、彼女を安心させる一言が言えない。舞台装置家としての初舞台の朝、ピエールのもとに激しいラヴレターが届く。逆上するカミーユをピエールは相手にしない。初舞台の演題は、ストラヴィンスキーの「結婚」。打ち上げの席に顔を見せたカミーユは、ピエールが主演女優と楽しそうに話している姿を見て動揺し、誤って舞台からオーケストラ・ピットへ落ちて、またくるぶしを痛めてしまった……。数か月後、カミーユの写真展会場で久しぶりに出会うカミーユとピエール。彼女は婚約者のアレックス(ブルーノ・マディニエ)を紹介する。アレックスはピエールに、「カミーユを誘いに来たのかな?」と尋ね、ピエールが否定すると、「よかった、僕は嫉妬深くてね」と言うのだった。

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