ザ・シークレット・サービス
劇場公開日:1993年9月15日
解説
大統領を狙う暗殺者と戦うベテラン・シークレット・サービスの姿を描くサスペンス・アクション。監督は「プラスティック・ナイトメア 仮面の情事」のウォルフガング・ペーターゼン。製作は「超能力学園Z」のジェフ・アップル。エグゼクティヴ・プロデューサーはペーターゼンとゲイル・カッツ。「ルーキー」のデイヴィッド・ヴァルデスの共同。脚本はジェフ・マクワイヤー。撮影は「シルバラード」のジョン・ベイリー。音楽は「アンタッチャブル」のエンニオ・モリコーネが担当。主演は「許されざる者(1992)」のクリント・イーストウッド、「二十日鼠と人間」のジョン・マルコヴィッチ、「フリージャック」のレネ・ルッソ。他に「ロックンルージュ」のディラン・マクダーモット、「ロシア・ハウス」のジョン・マホーニーらが共演。
1993年製作/128分/アメリカ
原題または英題:In the Line of Fire
配給:コロンビア トライスター映画
劇場公開日:1993年9月15日
ストーリー
フランク・ホリガン(クリント・イーストウッド)は合衆国所属のシークレット・サービス・エージェント。一匹狼的な異端児で相棒は臆病なアル・ダンドゥレア(ディラン・マクダーモット)だけである。ホリガンは、ケネディ大統領がダラスを訪問した際に護衛を失敗に終わらせたことに深い自責の念を持っていた。大統領(ジム・カーリー)の再選キャンペーンがスタートしたところに、大統領暗殺の脅迫が届いた。やがてホリガンは殺し屋ミッチ・リアリー(ジョン・マルコヴィッチ)が大統領の行動を監視していることを知った。さらにミッチはJFK警護に失敗したホリガンの過去を知っていて、電話で彼に挑戦してきた。ホリガンはキャンペーンの護衛に加わるが、女性護衛官のリリー・レインズ(レネ・ルッソ)以外の同僚は快く思わない。変身術を身につけたミッチはロサンゼルスに飛び銀行に口座を設けると、係の女性とルームメイトを惨殺し、ワシントンに戻った。大統領の遊説が始まった。演説会場の安全を確保する忙しい日々の中でホリガンとリリーに特別な感情が芽生える。やがてミッチの面が割れ、ホリガンは彼のアジトに侵入する。彼を待ち受けていたのは同じくミッチを追うCIAの局員だった。ミッチは執拗にホリガンに電話をかけて挑発してくる。ある日、逆探知に成功し、ホリガンとアルがミッチのアジトを急襲した。ミッチを追跡するホリガンは、ビルの間を飛びこえようとして失敗。危機を救ったアルは撃たれて絶命した。やがて大統領がロサンゼルスにやってきた。同時にミッチもビジネスマンに化けて出現。しかし、命令を無視するホリガンは任務からはずされる。しかたなく空港に向かったホリガンは、ミッチが部屋に残したメモが口座番号であることに気づく。ホリガンはミッチが多額の政治献金をして、大統領のパーティに出席していることを知る。大統領のすぐそばの席に座るミッチの前にホリガンは立ちふさがった。ホリガンを人質にしたミッチは、ホテルのシースルー・エレベーターに逃げこみ、すべての電源を切って逃走を図るが、ホリガンの無線を使った指示により狙撃され、絶命するのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ウォルフガング・ペーターゼン
- 脚本
- ジェフ・マグワイア
- 製作総指揮
- ウォルフガング・ペーターゼン
- ゲイル・カッツ
- デビッド・バルデス
- 製作
- ジェフ・アップル
- 撮影
- ジョン・ベイリー
- 美術
- リリー・キルバート
- 音楽
- エンニオ・モリコーネ
- 録音
- Wylie Stateman
- Gregg Baxter
- 編集
- アン・V・コーツ
- 衣装デザイン
- エリカ・エデル・フィリップス
- 字幕
- 菊地浩司
受賞歴
第66回 アカデミー賞(1994年)
ノミネート
助演男優賞 | ジョン・マルコビッチ |
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脚本賞 | ジェフ・マグワイア |
編集賞 | アン・V・コーツ |
第51回 ゴールデングローブ賞(1994年)
ノミネート
最優秀助演男優賞 | ジョン・マルコビッチ |
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