魚のスープ
劇場公開日:1993年2月11日
解説
イタリアの映画プロデューサー一家の、一九五〇年代から七〇年代にかけての思い出を描く人間ドラマ。監督・脚本・原案は、「ラ・マスケラ」のフィオレッラ・インファシェッリ。この映画は、彼女の少女時代の回想に基づいて作られている。父親のカルロ・インファシェッリは五〇~六〇年代にイタリアで活躍した映画プロデューサーだった。製作はラファエロ・モンテヴェルデ。共同脚本はパトリツィア・ピスタニェージ。撮影はインファシェッリの前作に次いで「わが心の炎」のアカシオ・デ・アルメイダが担当。主演は「ニュー・シネマ・パラダイス」のフィリップ・ノワレ、「冬の旅」のマーシャ・メリル、「マイ・プライベート・アイダホ」のキアラ・カゼッリ。
1992年製作/イタリア・フランス合作
原題または英題:Zuppa di Pesce
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
劇場公開日:1993年2月11日
ストーリー
イザベラ(キアラ・カゼッリ)の一家は複雑な家庭だった。兄レッロ(ロバート・パターソン)とジュリオ(アンドレア・プロダン)は、映画プロデューサーの父アルベルト(フィリップ・ノワレ)の連れ子で、姉のアンナは、元女優の母カテリーナ(マーシャ・メリル)の連れ子だった。トスカーナ地方の地中海に臨む美しい別荘で、家族は毎年夏を過ごしていた。脚本家のエドアルド(メメ・ペルリーニ)夫妻も交え、一緒に魚のスープを味わうのが習わしだった。やがてアンナが婚約し、アルベルトの新作が大コケとなり、結婚式の前日に、すべての家財道具と別荘が差し押さえられるが、アルベルトは映画の小道具類を別荘に運び、何とかパーティーの体裁を整えた。イザベラは映画の仕事にかかわるようになり、いつしかアルベルトは年老いた。映画はテレビに押されて不振となり、今はレッロが映画界で活躍していたが、交通事故で急死してしまう。老いたアルベルトは、別荘を手放す決意をした。父の心を理解したイザベラは、20年間の大切な思い出を心に焼きつけようとするかのように、海を眺め続けるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- フィオレッラ・インファシェッリ
- 脚本
- フィオレッラ・インファシェッリ
- パトリツィア・ピスタニェージ
- 原案
- フィオレッラ・インファシェッリ
- 製作
- ラファエロ・モンテヴェルデ
- 撮影
- アカシオ・デ・アルメイダ
- 美術
- ジャンニ・シルベストリ
- 編集
- クラウディオ・ディ・マウロ
- 衣装デザイン
- Aldo Buti
- 字幕
- 吉岡芳子
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Albertoフィリップ・ノワレ
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Caterinaマーシャ・メリル
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Isabellaキアラ・カゼッリ
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Isabella(ragazza)Francesca Martana
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Annaルクレツィア・ランテ・デラ・ローヴェレ
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Giulioアンドレア・プロダン
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Lelloロバート・パターソン
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Edoardoメメ・ペルリーニ
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Francoルー・カステル
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PriesterFiorenzo Fiorentini
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PerlinaValentina Lainati
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AlessandroNuccio Siano
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AnteaIsa Gallinelli
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GregorioGiovanni Visentin
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Giovanniniレンツォ・モンタニャーニ