心の扉

劇場公開日:

解説

心の扉を閉ざし、神秘的な沈黙の世界に閉じこもってしまった娘と、彼女を理解し、愛で支えようとする母親の藤を描いたヒューマン・ドラマ。監督・脚本・原案はテレビ、演劇界で活躍し、本作が初の劇場用映画となるマイケル・レサック。製作はジャーナリスト出身で「アフター・アワーズ」などのデール・ポロック。エグゼクティヴ・プロデューサーはヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ。共同原案はロバート・ジェイ・リッツ。撮影は「ロッキー5 最後のドラマ」のヴィクター・ハマー。音楽は「フィールド・オブ・ドリームス」のジェームズ・ホーナーがそれぞれ担当。主演は「私がウォシャウスキー」のキャスリーン・ターナーと、オーディションで三千人の中から選ばれたアーシャ・メニーナ。「逃亡者(1993)」のトミー・リー・ジョーンズ、「キンダガートン・コップ」のパーク・オーヴァーオール、テレビシリーズ「ツイン・ピークス」のマイケル・ホース、シロー・ストロングらが脇を固める。

1992年製作/アメリカ
原題または英題:House of Cards
配給:東宝東和
劇場公開日:1993年11月27日

ストーリー

6歳のサリー(マーシャ・メニーナ)は、考古学者の父について、建築家の母・ルース(キャスリーン・ターナー)や兄のマイケル(シロー・ストロング)とともに、南米マヤの地で明るく聡明に育っていた。古代遺跡の修復作業中に父が事故死して以来、サリーの頭の中にインディオたちの伝説のことばが鳴り響いた。「人は死ぬと月へ行く。そして選ばれた特別な子供たちと言葉を使わずにお話をするんだ…」。アメリカに帰国後、サリーは言葉を発しなくなった。父の死を受け入れられない彼女はマヤの伝説を信じ、月を目指すかのように、ことあるごとに高いところへと登ろうとする。精神科医の権威であるビアランダー博士(トミー・リー・ジョーンズ)は、典型的な自閉症と診断し、自身の運営する施設に入れようとするが、ルースは抵抗する。ある日、ルースはサリーが「カードの城」を作ったのを見る。それはトランプやベースボール・カードなど、ありとあらゆるカードで構成された、複雑で不思議なものだった。この子は絶対に病気なんかじゃない。ルースは病気だと思われている施設の子供たちもそれぞれ、すばらしい才能があることを知る。今必要なのは治療ではなく愛だと確信した彼女は、コンピュータを使ってカードの城の解析を行う。月を示すタロットカードに気づいた彼女はサリーのメッセージを感じ、意を決して空き地に月へと延びるほど巨大ならせん階段を作り始めた。サリーの治療に当たっていたビアランダーも、いつしか神秘的な世界の存在に気づく。ついに母と娘は手を取り合って階段を登った。心の扉をゆっくりと開いたサリーは、元の快活な少女になっていた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

4.0パソコンが普通にあって、 windows95以前のOSが普通に使われていて、 2022年の今とそれほど変わらないVR(バーチャルリアリティ)のセットがこの時代に存在していたことに驚いた。

2022年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

動画配信で映画「心の扉」を見た。

劇場公開日 1993年11月27日

1992年製作/アメリカ
原題:House of Cards
配給:東宝東和

主演のキャスリーン・ターナーといえば
私がウォシャウスキー
ロマンシング・ストーン 秘宝の谷
白いドレスの女
など1980年代に大活躍した女優さんである。

キャスリーン・ターナーの幼い娘は
考古学者の父の死のショックで言葉を話さなくなった。
そして高所に登ったり、
自分の身体に塗料を塗ったりする奇行も見られた。

行政から派遣された精神科医のトミー・リー・ジョーンズは、これは自閉症の典型だと断定し彼女を自分の施設に入れようとする。

キャスリーン・ターナーは、
病気だと思われている施設の子供たちにもそれぞれ、すばらしい才能があることを知る。

これは1992年製作の映画だが、
パソコンが普通にあって、
windows95以前のOSが普通に使われていて、

2022年の今とそれほど変わらないVR(バーチャルリアリティ)のセットがこの時代に存在していたことに驚いた。

満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ドン・チャック