心の扉

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解説

心の扉を閉ざし、神秘的な沈黙の世界に閉じこもってしまった娘と、彼女を理解し、愛で支えようとする母親の藤を描いたヒューマン・ドラマ。監督・脚本・原案はテレビ、演劇界で活躍し、本作が初の劇場用映画となるマイケル・レサック。製作はジャーナリスト出身で「アフター・アワーズ」などのデール・ポロック。エグゼクティヴ・プロデューサーはヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ。共同原案はロバート・ジェイ・リッツ。撮影は「ロッキー5 最後のドラマ」のヴィクター・ハマー。音楽は「フィールド・オブ・ドリームス」のジェームズ・ホーナーがそれぞれ担当。主演は「私がウォシャウスキー」のキャスリーン・ターナーと、オーディションで三千人の中から選ばれたアーシャ・メニーナ。「逃亡者(1993)」のトミー・リー・ジョーンズ、「キンダガートン・コップ」のパーク・オーヴァーオール、テレビシリーズ「ツイン・ピークス」のマイケル・ホース、シロー・ストロングらが脇を固める。

1992年製作/アメリカ
原題:House of Cards
配給:東宝東和

ストーリー

6歳のサリー(マーシャ・メニーナ)は、考古学者の父について、建築家の母・ルース(キャスリーン・ターナー)や兄のマイケル(シロー・ストロング)とともに、南米マヤの地で明るく聡明に育っていた。古代遺跡の修復作業中に父が事故死して以来、サリーの頭の中にインディオたちの伝説のことばが鳴り響いた。「人は死ぬと月へ行く。そして選ばれた特別な子供たちと言葉を使わずにお話をするんだ…」。アメリカに帰国後、サリーは言葉を発しなくなった。父の死を受け入れられない彼女はマヤの伝説を信じ、月を目指すかのように、ことあるごとに高いところへと登ろうとする。精神科医の権威であるビアランダー博士(トミー・リー・ジョーンズ)は、典型的な自閉症と診断し、自身の運営する施設に入れようとするが、ルースは抵抗する。ある日、ルースはサリーが「カードの城」を作ったのを見る。それはトランプやベースボール・カードなど、ありとあらゆるカードで構成された、複雑で不思議なものだった。この子は絶対に病気なんかじゃない。ルースは病気だと思われている施設の子供たちもそれぞれ、すばらしい才能があることを知る。今必要なのは治療ではなく愛だと確信した彼女は、コンピュータを使ってカードの城の解析を行う。月を示すタロットカードに気づいた彼女はサリーのメッセージを感じ、意を決して空き地に月へと延びるほど巨大ならせん階段を作り始めた。サリーの治療に当たっていたビアランダーも、いつしか神秘的な世界の存在に気づく。ついに母と娘は手を取り合って階段を登った。心の扉をゆっくりと開いたサリーは、元の快活な少女になっていた。

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