交渉人

劇場公開日:

解説

人質交渉人(ネゴシエーター)のふたりの男が、人質犯と彼に指名された交渉人という立場で対峙するサスペンス・アクション。「ジャック」のジェームズ・デ・モナコとケヴィン・フォックスのオリジナル脚本を、「セット・イット・オフ」のF・ゲーリー・グレイが監督。製作は「ジャングル・ジョージ」のデイヴィッド・ホーバーマンと「L.A.コンフィデンシャル」のアーノン・ミルチャン、製作総指揮は「チカチーロ」のロバート・ストーンとウェブスター・ストーン、「フラバー」のデイヴィッド・ニックセイ。撮影は「タイタニック」のラッセル・カーペンター、音楽は「チャイニーズ・ボックス」のグレアム・レヴェル、美術は「ブロークン・アロー」のホルガー・グロス、編集は「フェイス/オフ」の、クリスチャン・ワグナー、衣裳はフランシーヌ・ジェイミソン=タンチャック。主演は「スフィア」のサミュエル・L・ジャクソンと「真夜中のサバナ」のケヴィン・スペイシー。共演は「コンタクト」のデイヴィッド・モース、「L.A.コンフィデンシャル」のロン・リフキン、「コップランド」のジョン・スペンサー、「戦火の勇気」のレジーナ・テイラー、そして本作が遺作となった「ブレーキ・ダウン」のJ・T・ウォルシュほか。

1998年製作/139分/アメリカ
原題または英題:The Negotiator
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1999年7月3日

ストーリー

シカゴ警察のトップ人質交渉人ローマン(サミュエル・L・ジャクソン)は、相棒のネイサン(ポール・ギルフォイル)から警察の年金基金が何者かに盗まれ、内務捜査局の人間が関わっているらしいと聞かされる。呼び出された約束の場所にローマンが行くと、ネイサンは殺されていた。殺人と横領の濡れ衣を着せられた彼は、愛する妻カレン(レジーナ・テイラー)との幸せと生きる権利を取り戻すため最後の手段に出る。連邦政府ビルの20階にある内務局に赴いたローマンは、居合わせたタレ込み屋のルーデイ(ポール・ジャマッティ)や秘書のマギー(シオバーン・ファロン)、フロスト警視(J・T・ウォルシュ)と共にニーバウムを人質にして立て籠もる。警察内部にも裏切り者がいるため、彼は西地区のトップ交渉人セイビアン(ケヴィン・スペイシー)を指名するという大博打に出た。ローマンはトラヴィス署長(ジョン・スペンサー)やSWAT隊長のベック(デイヴィッド・モース)に、真犯人と内偵者を探さないと人質を順に殺すと挑発。セイビアンも次々と手を打ち、トップ交渉人同士の知力と頭脳の限りを尽くした駆け引きが続けられた。だが、鍵を握るニーバウムがSWATの発砲によって死に、警察とFBIはセイビアンを指揮者から解任。ローマンの必死の叫びに無関心でいられないセイビアンは、ビルの内部に潜入して彼と対面する。ふたりはニーバウムのデータを洗うが、横領の証拠は消されていた。セイビアンとローマンは、データのコピーが残されているニーバウムの家に急ぐ。やがてふたりの前にフロストが現れた。横領の黒幕は彼だった。フロストは逮捕され、ローマンの潔白は証明された。

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映画レビュー

3.5長い!でもかなり面白い

2025年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2時間20分と、かなり長めの映画です。

警察内部の、汚職事件にからみ、ハメられた辣腕の交渉人をサミュエルLジャクソンが熱演。自らの無実を証明するために、人質をとり立てこもるという非常手段に出るまでの、大胆で鮮やかな交渉術を駆使する交渉人を熱演。

その立てこもり現場での交渉人役に、指名されるもう一人の交渉人を、ケビン・スペイシーが堂々の存在感でこれまた熱演。見ごたえのある人間ドラマになっています。

ラストまでにたたみかける演出と、2転3転するストーリー展開に、ハラハラしっぱなし。最後まで目が離せません。

ちょっと長い映画ですが、飽きさせず、最後まで楽しめました。

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うそつきかもめ

4.5白い目

2025年1月4日
スマートフォンから投稿

興奮

知的

ネゴシエーターという言葉を世界に広めたであろう名作の一つ。東の名交渉人が西の名交渉人に指名依頼して、警部→犯人→共闘と事件を解決に導くストーリーが斬新で、衝撃のラストは色んな映画の元ネタとなった脚本。キャスト達の演技は勿論素晴らしいのだが、何が凄いってやはり目の色演技が素晴らしいんだよね。黒から白へ、そして赤に変わる。2時間越えの映画なのに、飽きずに最後までドキドキ出来る至福の作品でしょう

多分、一度犯人側に落ちる役はスペイシーの方が似合ってるんだろうが、ブラックの方が色々疑惑や疑いを掛けやすいんだろうねアメリカとしては。この映画、色んな所でカラーが題材となっており、題名は「交渉人」だが「カラー」というタイトルであっても良かったかな。それにしても、犯人が分かった後のベック役のモース、笑える位に変わり身が早く観ていて楽しかったわ笑

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DJ XYZ

3.0見どころは「ダニーが交渉や突入を看破する」シーン

2024年10月14日
PCから投稿

知的

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かちかち映画速報

5.0139分の上映時間だが、緊張の途切れないいい脚本だと思った。 サミュエル・L・ジャクソンと 今はスキャンダルで表舞台から消えてしまった ケヴィン・スペイシーが一番活躍していた時期の映画だろう。

2024年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

幸せ

動画配信で映画「交渉人」を見た。

1998年製作/139分/アメリカ
原題:The Negotiator
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1999年7月3日

サミュエル・L・ジャクソン(ダニー・ローマン)
ケヴィン・スペイシー(クリス・セイビアン)
デヴィッド・モース(アダム・ベック)
ロン・リフキン(グラント・フロスト)
ジョン・スペンサー(アル・トラヴィス)
J・T・ウォルシュ(テレンス・ニーバウム)
シオバン・ファロン(マギー)
レジーナ・テイラー(カレン・ローマン)
ポール・ジアマッティ(ルディ・ティモンズ)

2024年の今から26年前に制作された映画。

F・ゲイリー・グレイ監督と言えば
渡辺謙主演の「追憶の森」(2016)を見たことがある。

ポール・ジアマッティは最近では
「ガンパウダー・ミルクシェイク」(2022)に出演していた。

シカゴ警察東分署の刑事、ダニー・ローマンは交渉人。

相棒のネイサンから、
署内の人間が警察年金基金を横領している事実を聞かされた。

その中には内務調査局長のニーバウムの名前もあった。

その日の深夜、ネイサンは殺害された。
ダニーの自宅から横領に関わる証拠が発見され、
ダニーはネイサン殺害と横領の罪で逮捕されてしまう。

自分を罠にはめたのがニーバウムと察したダニーは
司法取引の一日の猶予を使い、内務調査局へ向かい、
ニーバウムを人質に籠城する。

そして交渉人としてシカゴ警察西分署のクリス・セイビアンを指名した。

長い交渉の後、ダニーは汚職の全貌を掴みかけた。
しかしニーバウムを殺害されてしまう。

クリスは、ダニーの言動や自分の意向を無視して、
強硬手段に出る東分署の姿勢から、ダニーの無実を確信し始めた。

139分の上映時間だが、緊張の途切れないいい脚本だと思った。

サミュエル・L・ジャクソンと
今はスキャンダルで表舞台から消えてしまった
ケヴィン・スペイシーが一番活躍していた時期の映画だろう。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

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