絞殺魔

劇場公開日:

解説

ジェロルド・フランクのノンフィクション「ボストンの絞殺魔」を「ベケット」のエドワード・アンハルトが脚色、「ドリトル先生不思議な旅」のリチャード・フライシャーが監督した。撮影は「キャメロット」のリチャード・H・クラインが担当し、音楽は使われていない。出演は「おれの女に手を出すな」のトニー・カーティス、「合併結婚」のヘンリー・フォンダ、「暴力脱獄」のジョージ・ケネディほか。製作は演劇人で映画はこれが初めてのロバート・フライア。

1968年製作/アメリカ
原題または英題:The Boston Strangler
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1968年12月17日

ストーリー

ボストン。1962年6月あるアパートの一室で年配の女工が何者かに絞殺され、死体は半裸で犯されていた。早速、ディナターレ刑事(ジョージ・ケネディ)らが捜査に当ったが手がかりは得られない。続いて同じ手口の絞殺事件が5件も起こり被害者はいずれも年配の女性。そこで検事総長補佐のボトムリー(ヘンリー・フォンダ)が捜査本部長に任命された。だが事件は、いっこうに解決の糸口さえみつからず、続いて今度は、若い娘ばかり5人が絞殺された。事件は迷宮入りになるかにみえたが……。一方、アルバート・デサルボ(トニー・カーティス)のアパートでは、彼が妻と2人の子とともにテレビで故ケネディ大統領の葬儀を見ている。目に涙さえうかべてじっと見入っているが、どうやらこれが絞殺魔の正体らしい。やがて彼は車で外出し、またまた2人の女性を絞殺した。その後も彼は性こりもなく、ある女の後をつけまわし、パトロール警官にあっさりと捕まった。絞殺魔逮捕で、ボストンの街は、やっと平静に戻ったのであるが、犯人デサルボは精神分裂症患者であると診断され、殺人犯としては起訴されるに至らなかった。彼の罪名は家宅侵入と婦女暴行罪なのであった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第26回 ゴールデングローブ賞(1969年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) トニー・カーティス
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映画レビュー

4.5面白かった

2021年12月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

初めはどの国にも変態って沢山いるのね、とお気楽な感じで見ていた。霊能力者に頼るところなど脱力感たっぷりで、古さも感じた。だが後半に入るとどんどんドス黒い気分になってくる。殺人者の心に肉薄する映画は魅力的だが、気力が充実していないと非常にしんどい。最後の一連の流れは前半のテイストと全く違うスタイルになってしまい、本当に凄かった。

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どんぐり

4.0友達にお勧めされて見てきた!

2021年12月4日
iPhoneアプリから投稿

TCC試写室で、リチャードフライシャーの作品三部作が上演されていたのでこの作品を見て見た!
 実話だということに驚いたが、それより映像の見せ方が面白くてオシャレだな。と思った。
あんな風に細かい映像を何個も貼り付けているのは初めて見た!!

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Anna Nakajima

3.02019年3月に亡くなったジョージ・ケネディ。『人間の証明』も懐かしい・・・合掌

2019年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy