恋はシリアル・キラー

劇場公開日:

解説

数奇な運命に翻弄される一人の女性を描き、世界各国で“最低最悪”と評価を受けているトラッシュ・フィルム(クズ映画)。製作・監督・脚本・美術・アニメーションはこの映画で長編デビューしたグレゴリー・ワイルド。音楽と主演はカナダのオルタナ・カントリー・シーンで注目のシンガー、バーバラ・チェンバリン。劇中で“ワイノナ・スー・アンド・ザ・ターンパイクス”というバンドを結成、この映画のサウンドトラックを手がけた。共演はパット・パターソンほか。

1994年製作/86分/カナダ
原題または英題:Highway of Heartache
配給:スタンス・カンパニー
劇場公開日:1997年10月18日

ストーリー

1962年、アメリカ南部の田舎娘ワイノナ(バーバラ・チェンバリン)はアル中の夫と不幸な結婚生活を送っていた。唯一の慰めはラジオから流れるカントリー・ミュージック。ある日、離婚届を突きつけられたワイノナは夫を射殺してしまう。行きずりのエディとダスティーに騙されてポルノビデオを撮られ、行き着いた先は“牛の糞投げ”の的だった。しかしワイノナを奮い立たせたのは、やはりカントリー・ミュージックだった。大会で優勝するが、スタジオに乱入したエディを射殺。電気椅子に送られるワイノナを牧師になったダスティーが救い出すが、代わりにダスティーが電気椅子で焼かれてしまう。コンテストの司会クローフィッシュ(パット・パターソン)との結婚式の最中、ワイノナは銃弾に倒れ、不自由な身体に。そんなワイノナの前に現われた黒人の娘。彼女こそワイノナが捨てた娘だった。ワイノナは母娘デュオとして、カントリー・ミュージックを唄い、人気を博すが、夫と娘が深い仲に陥り、ワイノナを殺害しようと企む。命からがら助かったワイノナは夫と娘を射殺、刑務所に舎監されるが、ワイノナは歌と神様に感謝するのだった。

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