グローイング・アップ

劇場公開日:

解説

1958年のイスラエルを舞台に、17歳の高校生達の友情、セックス、初恋と失恋など、誰でもが体験する思春期の生活を当時大ヒットした25曲の音楽をバックに描く。製作はヨーラム・グローブスとメナハム・ゴーラン、監督はボアズ・デイヴィッドソン、脚本はボアズ・テイヴィッドソンとエリィ・テイバー、撮影はアダム・グリーンベルグ、編集はアラン・ヤコボヴィッツが各々担当。出演はイフタク・カツール、アナタ・アツモン、ジョナサン・シーガル、ツァッチ・ノイ、フェリア・シュトロールなど。

1978年製作/95分/イスラエル・アメリカ合作
原題または英題:Growing Up
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1979年2月20日

ストーリー

1958年の夏、ある町。夜になると、そこは若者のエネルギー渦巻くロックンロールとツィストの世界だ。ベンジー(イフタク・カツール)は、今日もディスコで、親友でもてもてのボビー(ジョナサン・シーガル)とふとっちょのヒューイ(ツァッチ・ノイ)と連れだってガール・ハントをしていた。そこへ入ってきた同じ学校に通う髪の長い美しい少女ニキ(アナタ・アツモン)にベンジーは一目惚れする。ホーム・パーティが開かれた晩、ベンジーはボビーのガール・フレンドがニキであることを知リショックをうける。夏になってベンジーはニキの口からすでにボビーと結ばれていて、しかも妊娠していることを知らされた。知らん顔のボビーに見かねてベンジーがニキの堕胎のための工面に奔走する。そんなベンジーにニキは少しずつ心を許し、その優しさに胸うたれたのだった。ニキの誕生日に招待されたベンジーは有頂点になってップレゼントを持ってJパーティーに出かけた。しかし、ベンジーがそこに見た光景は、ボビーと抱きあってキスしているニキの姿だった。ミスター・ロンリーが鳴り響く夏の日、悲しみで涙流しながらベンジーはひとり歩くのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第36回 ゴールデングローブ賞(1979年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  
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映画レビュー

4.0"ベンジー"

2020年2月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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萌える

古き良き時代、不良色の強い50'sなアメリカの青春映画に憧れ、ロックンロールにオールディーズと探せば意外に少ないジャンル。

本作の舞台はアメリカでは無くイスラエル映画って、当時はアメリカ映画として観ていたような!?

この作品に50'sな不良は出て来ないし、車やバイクに特筆した描写があるわけでもないが、青春不良映画の群れには必要不可欠なのは間違いない!と。

お国柄や時代の違いはあれど、多感な十代の考えや行動には全世界共通!?な近いものが有り、映画全体を通しても共感出来る事柄ばかり。

とにかくベンジーの一途な淡い恋模様が儚くて、ラストのオチが切な過ぎて感情移入がハンパない。

三人トリオのお色気コメディまっしぐらから、真面目な恋愛物語へと、傷付いて成長する素敵な青春時代の素晴らしさ。

浅井健一のあだ名は本作から、照井さんが付けたんだよなぁ〜と、若い頃は本当にソックリ!??

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万年 東一

4.5いいかげんに見えて実は真面目でせつない青春恋愛

2013年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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Cape God