グレート・スタントマン

劇場公開日:

解説

アクション・ドラマには欠かせないスタントマンたちの生活を描き、命を張った男達の喜びや悲しみを浮き彫りにする。エグゼクティブ・プロデューサーはローレンス・ゴードン、製作はハンク・ムーンジヤン、監督は「トランザム7000」のハル・ニーダム、脚本はトーマス・リックマンとビル・カービー、原案はウォルト・グリーンとウォルター・スコット・ハーンドン、撮影はボビー・バーン、音楽はビル・ジャスティス、編集はドン・キャンバーン、美術はヒルヤード・ブラウンが各々担当。出演は「トランザム7000」のバート・レイノルズ、ジャン=マイケル・ビンセント、サリー・フィールド、ブライアン・キース、ジョン・マーレー、ジェームズ・ベスト、アルフィー・ワイズ、ロバート・クレインなど。

1978年製作/アメリカ
原題:Hooper
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1978年12月16日

ストーリー

ハリウッドでも一流のスタントマンであるフーパー(バート・レイノルズ)は数々の離れわざのたびに傷痕を残していたが、それも生きてきた誇りとなっており今日も新作「危険を笑うスパイ」の撮影で荒わざをやってのけたところだった。その彼のところに同業のカリー(ジェームズ・ベスト)、助監督のトニー(アルフィー・ワイズ)、フーパーが替え玉をつとめているスターのアダム(アダム・ウェスト)らがよってきた。しかし、得意満面のフーパーに監督のディール(ロバート・クレイン)の態度は冷たく、フーパーを無視する始末。カッとなったフーパーは数年間手術しつづけて必ず動きの後に痛みがはじまる場所に、カリーに薬をぬりこんでもらった。製作者のバーンズ(ジョン・マーレー)だけは父親のように気をつかってくれていた。同棲中の恋人グエン(サリー・フィールド)に説得されてスタント・ショウに出ることになったフーパーは、当日、グエンの父で名スタントマンのジョッコ(ブライアン・キース)たちの名演技のあと、注目の若者スキー(ジャン=マイケル・ビンセント)をはじめて見た。彼の若さと美貌は会場を眩惑させるが、馬のひく戦車に乗ったフーパーの完全な勝利に終わり、彼の自尊心は保たれた。撮影がクライマックスに近づいた時2人の離れわざ合戦に刺激されたディールはシナリオにないアクション・シーンをつけ加えたいと言い出し、橋がふっとんだあとの峡谷をロケット・カーでジャンプさせることを思いつく。そんな中、卒中で入院したジョッコがスタントマンの人生のむなしさを嘆きながら息をひきとった。背中の痛みをおさえながら、クライマックス・シーンに、途中ためらいをみせたスキーの言葉も無視して挑んだフーパーは、みごと峡谷を飛びこえた。めずらしく賞賛の言葉を洩らしたディールの前に、いつスタント稼業をやめても思いなおすことのない晴れやかな心境のフーパーがいた。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第51回 アカデミー賞(1979年)

ノミネート

音響賞  
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映画レビュー

3.0バート・レイノルズ

2020年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館

 なぜか映画館で観た記憶があるこの映画(何かの同時上映だったか)。実際のスタントをバート・レイノルズ本人がやっているのかどうか、さっぱりわからないほど上手く編集されている。1980年の辺りはなぜかスタントマンを中心とした映画が多かったような気がするなぁ。確か、この後に『マッドマックス』での悲しい事故のニュースが飛びこんできたっけ・・・

 アクション映画撮影の裏側を見ているようで楽しいんだけど、ストーリーが淡白すぎて、見所がアクションだけになってしまってる。ラストのロケットカー(ファイアバード)の橋のジャンプも凄いし、その直前の戦争のような連続爆破の町。ストーリーが考えられないから、この映画のために用意したスタントなのか・・・

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kossy

4.0切ないけど面白かった

2019年11月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

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ツネ
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