グラディエーターのレビュー・感想・評価
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久々に観た 再び痺れた
血縁だけを盲信し、能力も器も足りないのに皇帝という立場に拘り、滑稽なほど真っ白な衣装で大袈裟に立ち振る舞うも敗れ、誰からもその亡骸に悲しみも敬いも持たれない、哀れな男を演じたホアキンの闇深い演技が素晴らしい。さすがだ。
落とされても奪われても、天性の闘う力と、貫く忠誠心とその揺るがない正義感により、周りを惹き込み道を切り開き続ける男を演じたラッセルの力強い演技も同じように素晴らしい。
人の持つ残酷さを表す歴史に絡めたストーリーも含めて、重厚で見応え抜群の作品です。
劇場で観なかったのが悔やまれる。
これはいい!すごい迫力!劇場で観なかったのが悔やまれる。 残念なのはコンモドゥスの悪帝ぶりが充分じゃなかったことと、主役がラッセルクロウでよかったのかな?ってこと。 実際のコンモドゥスは一度暗殺計画で殺されかけたことによって被害妄想になり、元老院議員や側近の人たちをかなり処刑したらしい。自ら闘技場に剣闘士として出場したというのは実話らしい。 う~む、奥が深い。
"すぺくたくる"モノは苦手
コレ系の映画は、そもそも英語でのセリフ自体がおかしい訳でハリウッドの傲慢さ?が、際立つ。 史実を元に脚本があるにしても、物語が単純に思えオマケに二時間越えは退屈になるし、J・フェニックスが出ていなかったら飽きていた。 昔に何があったにせよ、あの場面でキスをするのは全体的に醒めてしまう。
何回も見てしまう史劇
名将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)は皇帝の親子(リチャード・ハリス、ホアキン・フェニックス)の確執から命を狙われ、家族を殺されてしまう。 かろうじて命を長らえ、剣闘士としてローマに現れる。 何回見ても面白い史劇で、悪役のホアキン・フェニックスに感心してしまう。
リドリー・スコットの最高傑作?
※2024.10.20 ,三回目の鑑賞。【TOHO,シネマズ橿原】マキシマスは“男”(東洋風に云えば“漢”)だね、“男”としての安定感が半端ない、そしてこれは“HOME”に帰りたかった男が闘いの末、ようやく“HOME ”に帰れる物語。 追記:ローマのコロシアムを牛耳る胡散臭い興行師役がデビット・ヘミングスだというのに三回目で気付きました。役者だからどの様な役もするのは当たり前だけど若い頃を思い出すとちょっと寂しい… ※2024.10.14. 二回目の鑑賞。【TOHOシネマズ橿原】やはり「名作」だ。私の中では「名作」と「傑作」の定義は少々違う。普通に考えれば、かつてローマ軍の名将軍だったとはいえ今は一介の剣闘士がローマ皇帝と決闘し、ましてや殺すことなどを考えられない。でも、そのリアリティの無さを越えて胸に訴え掛けて来るものがある。だから「名作」。 然し、あれ(一回目の鑑賞)から24 年が経ってるんだね。リチャード・ハリスもオリバー・リードもまだ健在だった。懐かしい。 ラッセル・クロウはこの頃が一番精悍で良かったかな。 “男の嫉妬は真っ黒け”を染々と分からせてくれる作品でもある。 昨日『ジョーカー/フォリ・ア・ドゥ』を観たから、一日違いで24年後のホアキン・フェニックスと24年前のホアキン・フェニックスを観たわけだ。 《初見時》リドリー・スコットはこの頃が一番良かったかな。男に生まれて良かった、と思わせてくれた映画。コニー・ニールセンが美しい。
時折見せる家庭的な表情が泣かせる
在り来たりなストーリーだか飽きさせない。 流石はリドリー・スコット&ラッセル・クロウ! ホアキン・フェニックスのねっとりした悪役ぶりも良い! 予想通りの内容で期待通りの作品。
永久保存版🙆♂️
中世時代の映画はあまり好きでは無いが、この映画はモノが違う。重厚で壮大で迫力が有って完璧。20年前の映画だが今の映画に全く見劣りしない。改めて鑑賞しても完成度の高さに驚かされる。間違いなく歴史的名作の1つ。
「あなたの軍にいました」!!
久しぶりに観ましたが、リドスコ全盛期と言う感じで面白かったです。主人公は序盤からコモドゥスに素っ気なくて笑えますが、戯曲や舞台劇のような感じで、様式美なのだと思います。コロッセオの初戦から、のめり込みました。いかなる時も目の前の事に全力で取り組み、道を切り開いていく、マキシマスが男らしくて憧れます。ルーシャスは女の子みたいで可愛かったです。
面白い
リドリー・スコットという監督の良さは圧倒的に芸術性が高いのにそれに負けずとも劣らないエンターテイメント性の高さを内包しているという事。 この映画はそれが如実に出た映画だと思います。メッセージ、映像美、アートとしても一流だし、エンターテイメントとしても一流の映画。
意外なのは、ラストの美しさ。
とにかくホアキン・フェニックスがすごい。 どこまで歴史的な整合性が取れているのかどうかは分からないが、それでもなおラストのマキシマスとコモドゥスの決闘は、鬼気迫るものがあった。それまでじわじわ湧き上がってきたコモドゥスへの同情や共感が、あのシーンでコモドゥスが殺されることでカタルシスへと昇華する。『椿三十郎』に影響を受けているんだろうか?それに通ずる美学がラストの決闘から感じ取られました。
強さとは?
栄光からの絶望 それでも折れない負けないラッセルクロウが 本当にカッコよく美しい。 人の弱さ強さ、家族の愛、 大切な事を何もかもこの2時間に詰まっている 『いつか会える、でもまだだ』 全てこれに尽きる。
ラッセルクロウ様
とにかくとにかく、ラッセルクロウがはちゃめちゃかっこいい。 中世の男は、男臭くてバリバリ渋い。それがたまらない。 自分の中で一つの信念の元に、何かをやり遂げようとする男のかっこよさを、一言で表せられません。 実際に鑑賞して、それを感じ取ってほしいです。
バックグラウンドを知っていると
面白さ倍増です。 そして久しぶりにハリウッド映画で泣けた。 ラストそれはないわーとは思いましたけどもそれを上回るストーリーと演技。 そして当時のコロシアムの再現度の高さ。 Pollice Verso まんまのシーン。 良い作品です。
リドリースコット監督の最高傑作!
この映画がスコット監督の頂点と思います 脚本、構成、配役、演技、撮影、照明、舞台セット、衣裳、音響、サウンドトラック…何もかも素晴らしい! 何度も見返していても全く飽きない 英語字幕で英語の台詞を覚えてしまうほどに 映画の歴史に名を刻むべき名作だと思います 冒頭のゲルマニアでのローマ軍団の蛮族との戦闘シーンは永遠に語り草になる程の素晴らしさ 塩野七生さんのローマ人の物語で図入りで紹介されているローマ軍団の戦闘序列、騎兵部隊による側面迂回包囲戦術がそのものが展開されます 草地であったろう丘陵が大軍団の兵馬で泥々の荒れ地に成り果てた地に大軍団の各兵科の部隊が戦闘準備に余念なく布陣している その陣地内を将軍が歩くと兵達は立ち上がり敬意をしめし、将軍もまた顔を見知った古い馴染みの兵を見掛けると軽く胸を叩く何気ないシーンの導入部から圧倒される 合図によって戦闘が開始され各兵科の各級の指揮官が事前の作戦計画にしたがって次々と号令をかける様、何個もの百人隊が方陣を組み整然と前進する歩兵部隊、文字通り火力を投射する弓兵部隊、カタパルト部隊 まるで近代の軍隊のような統制のとれた攻撃 そして陣地から離れた森林に伏せた騎兵部隊 訓示を行い森の中をばく進する騎兵 隊列維持!我に続け! 絶妙のタイミングで、味方のカタパルトが投射した火炎を飛び越えてローマビクター!の雄叫びを挙げ蛮族の背後に襲いかかるシーンは鳥肌がたつ 驚愕して振り返り浮き足立つ蛮族 そして泥々の血まみれの大乱戦と掃討 全く観たことの無いリアルな最高の戦闘シーン! 蛮族の表現も素晴らしい 戦闘が始まる前のシュプレヒコールのシーンの緊迫感、迫真さ! ドラマも最高に面白い 中盤の北アフリカのシーン、ローマに戻ってのコロッセオのシーン、ベンハーを思わせるチャリオットとの戦いは正に手に汗握る 特にコロッセオで正体を明かし名乗るシーンは震える程の名シーンだ ぜひ5.1chのサラウンドで観て頂きたい 冒頭の戦闘シーン、コロッセオでの戦いのシーン 音響効果が素晴らしい サラウンドを持っていて良かったと思えるはずだ
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