クエスト

劇場公開日:

解説

世界の強豪がひしめく異種格闘技戦に挑む男の戦いを描いた格闘アクション。「タイムコップ」「サドン・デス」のアクション・スター、ジャン・クロード・ヴァン・ダムが、4年の歳月を懸け、主演も兼ねて初監督に挑んだ意欲作。ヴァン・ダムとフランク・ダックスの原案を、スティーヴ・クラインとポール・モーンズが脚色。製作は「タイムコップ」「サドン・デス」などのヴァン・ダムのパートナー、モシュ・ディアマント。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ランボー3 怒りのアフガン」などのアクション派監督として知られるピーター・マクドナルド。撮影はデイヴィッド・グリブル、音楽は「ドラゴンハート」のランディ・エデルマン、美術はスティーヴ・スペンス、編集はジョン・F・リンクとウィリアム・J・メシュオーヴァー、衣裳はジョゼフ・ポロがそれぞれ担当。共演は「007」シリーズのロジャー・ムーア、「48時間」「コットンクラブ」のジェームズ・レマー、『追跡/ザ・スイーパー』(V)のジャネット・ガン、「氷の微笑」「アポロ13」のジャック・マッギーほか。なお、日本代表として元横綱の格闘家・北尾光司が出演している。

1996年製作/アメリカ
原題または英題:The Quest
配給:ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ
劇場公開日:1996年9月28日

ストーリー

N.Y.のスラム街に住む青年デュボア(ジャン・クロード・ヴァン・ダム)は貧しい孤児たちのためにギャングの金を奪うが、ギャングと警察の双方から追われ、貨物船に乗り込んで逃げた。ところが、それが密輸船だったことから彼は奴隷同然の肉体労働を強制される。船は海賊船に襲撃され、あっという間に海賊の手に落ちた。アメリカに帰りたいと言うデュボアに、海賊船の船長ドブス(ロジャー・ムーア)はムエ・タイ島に行けばアメリカ行きの船があると嘘をつき、ムエ・タイの組織に彼を売り飛ばしてしまう。だが、デュボアはそこでの生活を送るうちに立派なムエ・タイの選手となる。並みいる強豪を倒すまでに成長した彼はある日、バンコクでの試合に出場し、そこで憎むべきドブスとその配下のハリー(ジャック・マッギー)と再会する。彼らは、ボストン・グローブ紙の女性記者キャリー(ジャネット・ガン)を連れて観戦に来ていた。デュボアは彼らに、“黄金の竜”が授けられる格闘技トーナメント「ガンゲン」への出場の手助けを要求する。デュボアは“黄金の竜”で得た金で帰国して子供たちと幸せな暮らしをしたいと望み、ドブスは金銭欲から、そしてキャリーは「ガンゲン」に記者魂から特ダネを感じ取り、三者は手を組むことに。デュボアたちは「ガンゲン」の大会運営委員と偽って、大会に招待されたアメリカのヘビー級ボクシングのチャンピオン、ディヴァイン(ジェームズ・レマー)と一緒にヒマラヤ山脈の奥地にあるロスト・シティへの旅路に同行する。やがてディヴァインは彼らが偽者であることを見破り、デュボアにケンカを仕掛けるが一撃で倒されてしまう。ディヴァインは彼の実力を認め、「ガンゲン」の招待状を渡して去った。大会の試合会場では、世界16ケ国から選び抜かれた格闘家たちがおり、その中には、デュボアと共にムエ・タイを学んだファングの顔もあった。開会直前にデュボアがディヴァインの替え玉であることがバレ、出場が危ぶまれる。そこへディヴァインが現れ、彼の願いで出場が可能となった。トーナメントが開催され、デュボアは渾身の力を振り絞って勇猛果敢に戦い抜く。強敵を次々と打ち破り、ついにファングと迎えた優勝決定戦。死闘に果てにデュボアは相手を倒し、栄冠を掴んだ。

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映画レビュー

3.0天下一武道会

2022年4月22日
Androidアプリから投稿

世界各国の猛者達が集まり最強を決めるという少年漫画みたいな映画。
多種多様な異種格闘技戦は中々面白い。
ただ、もう少し見せ場があっても良かったなって国が多数。喧嘩の腕っぷし自慢じゃなくて武術家呼んでこいよって思う人も数人。
日本からは破天荒で有名な元力士の北尾が参戦。沖縄は日本人じゃなかったな。
っていうか初戦で日本と沖縄ぶつけるなよ。

最初に年老いた主人公を出して回想で本編に入るのはいいけど、途中で現在を挟まず、最後の最後に現在に戻るくらいなら最初の年老いたヴァンダムはいらなかったかなと思う。

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カミムラ