危険な道

劇場公開日:

解説

ジェームズ・バセットの原作をウェンデル・メイスが脚色、「枢機卿」のオットー・プレミンジャーが製作・監督した戦争ドラマ。撮影は「シェーン」のロイヤル・グリグス、音楽はジェリー・ゴールドスミスが担当した。出演は「サーカスの世界」のジョン・ウェイン、「5月の7日間」のカーク・ダグラス、「西部開拓史」のヘンリー・フォンダ、「ハッド」のパトリシア・ニール、「枢機卿」のトム・トライオン、「マリアンの友だち」のポーラ・プレンティス、ほかにブランドン・デ・ウィルデ、ジル・ハワース、ダナ・アンドリュース、バージェス・メレディスなど。

1965年製作/165分/アメリカ
原題または英題:In Harm's Way
配給:パラマウント
劇場公開日:1965年7月24日

ストーリー

1941年12月7日、真珠湾は日本の総攻撃をうけた。停泊中だった巡洋艦セントポール号のトリー艦長(ジョン・ウェイン)は日本艦隊追撃の命令をうけて出撃したが魚雷をうけて損傷、それもトリーが命令のジグザグコースをとらなかったことが原因だったため、陸上勤務を命ぜられ査問会に附されることになった。そのとき負った重傷を海軍病院で手当てをうけているとき、看護婦マギー大尉(パトリシア・ニール)と知りあった。トリーの別れた妻の息子ジェレマイア(ブランドン・デ・ウィルデ)がマギーの部下の看護婦アナリー(ジル・ハワース)と恋仲であることをマギーから聞かされ、数年ぶりで息子と再会した。トリーは息子が世間をうまく渡ることしか考えない青年であることを悲しんだ。太平洋艦隊司令長官(ヘンリー・フォンダ)はかねてからトリーを信頼しており反攻作戦を一任することにきめた。そのころ基地でピクニックが行なわれ、アナリーが礁湖で泳いでいたとき、セントポール号の副長エディントン(カーク・ダグラス)に犯された。彼女はそれを恥じて自殺した。トリーはその悲しい知らせを息子に伝えた。そのことで父と子の間に新しい愛情が芽生えた。その頃、逼迫した戦局にあってどうしても日本艦隊の所在を知る必要がトリーにはあった。エディントンは単身偵察機を操縦してその所在を確認、無電で伝えたとき撃墜されて死んだ。罪滅ぼしのつもりだったのだ。トリー提督は激しい海戦の末勝利をおさめたが多くの犠牲者も出した。トリー自身、片足を失い、その味方の莫大な損害を確認したとき、軍法会議にかけられるものと覚悟していたが、太平洋艦隊司令長官が新しくトリーを訪れ、トリーを内地に送還、義足で機動部隊を指導させることにした。彼のそばにはマギーの優しい看護の姿があった。

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映画レビュー

3.0海軍のジョン・ウエイン・・

2020年4月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

主演は名優ジョン・ウエイン。アメリカ側の視点でパールハーバーの動きがよく分かる。息子に再会するなどのドラマを展開しながら後半、戦艦大和を中心とする艦隊を迎え撃つ。史実では戦艦大和は海戦をしていない筈だが、この映画ではアメリカ軍と激しく戦っている。1965年のモノクロ戦争映画。

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亮一君

4.5「危険な道」を観て・・

2015年11月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

名優ジョン・ウェインが主演の戦争映画。1941年12月7日の真珠湾攻撃の日本軍の奇襲をアメリカ人の視点から映像にしている。アメリカ海軍の上層部がどう反応して動いたのかよく分かる。主人公ロックが18年振りに同じ海軍の中で息子に再会するなど人間ドラマが前半の中心。後半は戦艦「大和」の17隻の艦隊をロックのアメリカ艦隊が迎え撃つ。大和は海に浮かべたスケール模型で火薬を使って爆発させるなど戦闘シーンが迫力の映像だ。但し、史実では大和は海戦をしておらず完全にフィクションである。激しい戦闘の後、主人公ロックは真珠湾に向かう病院船の中で3週間振りに気が付くが、片足を失う大怪我をしていた。1965年公開のモノクロの戦争映画。

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Ryoichi