危険な天使
劇場公開日:1988年11月3日
解説
麻薬断絶に立ちあがるロサンゼルスの女性刑事の姿を描く。製作はレオナード・クロル、監督は「フライトナイト」のトム・ホランド、ビル・スヴァノーの原作を基にヒラリー・ヘンキン、ディーン・リーズナーが脚色、撮影は「うるさい女たち」のデイヴィッド・M・ウォルシュ、音楽は「ビバリーヒルズ・コップ2」のハロルド・フォルターメイヤーが担当。出演は「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」のウーピー・ゴールバーグ、「シェイクダウン」のサム・エリオットほか。
1987年製作/アメリカ
原題または英題:Fatal Beauty
配給:UIP映画
劇場公開日:1988年11月3日
ストーリー
ロサンゼルス市警の黒人女性刑事リタ(ウーピー・ゴールドバーグ)は、おとり捜査で麻薬の売人デルガディヨ(フレッド・アスパラガス)に接触を試みるが失敗、上司のケラーマン(ジョン・P・ライアン)から説教をうけているその時、中華街で事件発生の報が届く。リタは相棒のカール(ルーベン・ブラディス)とともに現場に直行し、そこで見たものはコカイン工場の惨状で、デルガディヨたちの無残な死体、そしてコカイン「危険な天使」が何者かによって盗まれた跡だった。通りの向かい側のクロール建設の車の中からクロール(ハリス・ユーリン)の部下チャーリー(リチャード・ミルホランド)の死体を見つけた彼女は、街にコカインを流しているのはクロールその人である、と直感する。しかし証拠もなく、街の大物にも顔のきく彼に接触するのは容易なことではない。そんな彼女を何かと助けるのは、クロール邸の警備主任でありながら、リタに好意を抱くマイク(サム・エリオット)であった。折から「危険な天使」による子供の死亡事件が相次ぎ、また続けざまに降りかかる災難に、ついにリタも傷をうけてしまう。意を決した彼女は、コカイン工場から「危険な天使」を奪ったレオ(ブラッド・ダリフ)一味とクロールとの麻薬の取引現場にカールとともに潜入するが、マイクから、レオとリタ達を殺すようにとのクロールの命を伝え聞いた瞬間、いきなり激しい銃撃戦が始まった……。
スタッフ・キャスト
- 監督
- トム・ホランド
- 脚本
- ヒラリー・ヘンキン
- ディーン・リーズナー
- 原作
- ビル・スヴァノー
- 製作
- レオナード・クロール
- 撮影
- デビッド・M・ウォルシュ
- 美術
- James William Newport
- 音楽
- ハロルド・フォルターメイヤー
- 編集
- ドン・ジマーマン
- 字幕
- 戸田奈津子
- 字幕監修
- 岡山徹