カンヌ映画祭殺人事件

劇場公開日:

解説

フランスの人気コメディ・トリオ、“レ・ニュル”主演・脚本によるパロディ映画。カンヌ映画祭で殺人が起こったという設定で抱腹絶倒のナンセンスなギャグに満ちた事件が展開される。監督はアラン・バーバリアン、製作はシャルル・ガッソ、エグゼクティヴ・プロデューサーはドミニク・ブルネール、撮影はローラン・ダイアン、音楽はフィリップ・シャニィ、美術はジャン=マルク・ケルデュー、衣装はマイカ・ゲゼルがそれぞれ担当。主演は「トリコロール 青の愛」のシャンタル・ロビー、「ジェルミナル」のアラン・シャバ、ドミニク・ファルジアの3人。特別出演で「ニキータ」などのチェッキー・カリョ、「パルプ・フィクション」のロザンナ・アークェットはじめ思いもよらない(?)スターが顔をみせる。

1994年製作/フランス
原題または英題:La Cite de La Peur
配給:アルバトロス
劇場公開日:1995年11月25日

ストーリー

仕事バリバリの映画宣伝ウーマン、オディール・ドレ(シャンタル・ロビー)の今年の仕事はカンヌ映画祭に「アカは滅びる」という作品を売り込むこと。どこへいってもけんもほろろの反応しかなかった矢先、映画と同じ手口で映写技師(チェッキー・カリョ)が殺される事件が発生。これは宣伝に使えると喜んだのも束の間、あいにく監督は精神病院、プロデューサーはムショ入りときた。オディールは頭の弱い俳優シモン・ジェレミ(ドミニク・ファルジア)と“ミスター下半身”ことセルジュ・カラマーゾフ(アラン・シャバ)を連れて映画祭に乗り込む。そのさなかにも、雇う先から映写技師は殺されていき、カンヌは恐怖に陥る。そして地元の名物警視ビアレス(ジェラール・ダルモン)が捜査に乗り出すと、一転マスコミは「アカは滅びる」に注目しはじめ、おかげで各国の映画会社から注文が殺到、オディールはご満悦に。最終日、あわや第五の犠牲者誕生か、と危ぶまれたが、結局犯人は逮捕され、事件は解決するのだった。

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