悲しき酒場のバラード

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解説

アメリカ南部出身の作家カーソン・マッカラーズの同名小説を、舞台演出家であり俳優のサイモン・カラウ監督が映画化した作品。製作は「ミスター&ミセス・ブリッジ」のイスマイール・マーチャント、エグゼクティヴ・プロデューサーはポール・ブラッドレイ、脚本は「ミーティング・ヴィーナス」のマイケル・ハースト、撮影は「熱砂の日」のウォルター・ラサリー、音楽は「モーリス」のリチャード・ロビンズが担当。

あらすじ

大恐慌時代、アメリカ南部の田舎町で、自家製の酒を売って孤独に暮らすアメリア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)のもとに、ある晩、彼女のいとこだという小男ライマン(コーク・ハバート)が訪ねて来る。町人の予想に反し、彼女はライマンを家に招き入れた。人々は、守銭奴として知られるアメリアが彼の荷物欲しさに彼を殺したと噂し、真相を突きとめようとアメリアの家にやってくるが、ライマンは元気に姿を現す。ライマンの提案でアメリアは酒場を開店する。今までとは打って変わったエレガントな装いで接客するアメリア。店は繁盛し、いつしかアメリアはライマンに盲目的な愛情を注ぐようになる。幸せもつかのま、夫マーヴィン(キース・キャラダイン)が町に戻ってくる。かつて町の乱暴者だった彼は改心してアメリアと結婚したが、結婚式の夜にアメリアは彼を拒み、悲しみにくれたマーヴィンは仕返しを誓って町を出て行ったのだ。その後、彼は強盗や殺人を犯し、刑務所送りになっていた。マーヴィンに憧れを抱いたライマンはアメリアの秘密の酒造所を教える。マーヴィンは酒場にも居座るようになり、アメリアはついにマーヴィンと酒場で殴り合う。彼にとどめを刺そうとした瞬間、ライマンが邪魔をしてアメリアは倒され酒場を飛び出した。マーヴィンとライマンは彼女の家を荒らし、酒造所に火を放って町を出ていった。それから数年後、荒れ果てた家の2階で孤独に暮らすアメリアの姿があった。

1991年製作/イギリス
原題:The Ballad of the Sad Cafe
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画

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