海底都市

劇場公開日:

解説

80年後の海底につくられた巨大な都市を舞台に、スリルとサスペンスをみなぎらせてストーリーが展開するSF映画。製作・監督はアーウィン・アレン、脚本はジョン・メレディス・ルーカス、原作はアーウィン・アレン、撮影はケネス・ピーチ、音楽はリチャード・ラサールがそれぞれ担当。出演は「素晴らしきヒコーキ野郎」のスチュアート・ホイットマン、ローズマリー・フォーサイス、ロバート・ワグナー、ロバート・コルバート、スザナ・ミランダなど。

1971年製作/アメリカ
原題または英題:City beneath the Sea
配給:ワーナー
劇場公開日:1971年8月28日

ストーリー

時は2051年、海底都市パシフィカの創設者で、若くして司令官の地位を退いたマイケル・マシューズ(スチュアート・ホイットマン)は、大統領の要請により、再び海底都市に赴くことになった。今度の任務は、フォート・ノックスが頻繁に発生する地震で破壊の危機にさらされているため、貯蔵されている強力エネルギー源H-128を海底都市に集めることであり、その爆発防止用の金の貯蔵庫の建造であった。マシューズには個人的な悩みがあった。海底都市の人々が、共同創設者であったビル・ホームズの死をマシューズのせいだと信じていることだった。案の定、出迎えたウッディ・パターソン司令官(ロバート・コルバート)はじめ科学者たち、特にビルの未亡人ライア(ローズマリー・フォーサイス)の態度は冷たく、彼に激しい敵意を見せた。そんな中で、彼を暖かく迎えてくれたのはアギラ博士、秘書のエレナ(スザナ・ミランダ)、弟のブレット・マシューズ(ロバート・ワグナー)の3人だった。ブレットは、貯蔵庫の建造に当たっていたが、密かに、移送されてくる金の強奪を計画していた。マシューズの仕事は順調に進んでいたが、突然、大統領から秘密会議に出席せよとの通達が入った。そこで知らされたのは、地球の300 万倍の重力をもった小惑星が地球に接近中で、7時間後に地球に衝突するということだった。パシフィカに戻り避難命令を出すマシューズのところに、ビルの父親ホームズ教授が、息子の死に関してマシューズが無関係である証拠を見つけたと言ってきた。彼と共に残ることにしたライアの、何気なく口にした言葉にヒントを得た彼は、惑星のコースを変えるため、都市防衛用のミサイル、バルカンを発射させることにした。一方、ブレットは、この騒ぎに紛れて貯蔵庫にある金とH-128を盗む計画を進めていた。ミサイル発射準備完了と同時に、コンピューターに、惑星が加速して衝突の時間が1時間早くなったと出た。マシューズは急いでロケットを発射した。コントロール・センターを出たアギラ博士は、ブレットが潜水艦に金を積んでいるところを発見し、博士から知らせを受けたマシューズが、通風管から貯蔵庫にしのび込み、激しい格闘の末、ブレットは死んだ。ロケットは惑星に向かってぐんぐん進み、見事命中した。そして惑星は徐々にコースを変えはじめた。こうして“海底都市”は救われた。

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