男と女と男
劇場公開日:1999年7月31日
解説
奇妙な三角関係の恋の行方を描いたラヴ・ロマンス。監督・脚本は俳優出身のリュカ・ベルヴォーで本作が監督第2作。製作はパウロ・ブランコ。撮影はローラン・ベレズ。音楽はリカルド・デル・フラ。美術はフレデリック・ベルヴォー。編集はダニエル・アヌザン。衣裳はナタリー・ラウル。出演は「町でいちばんの美女 ありきたりな狂気の物語」「モンテカルロ殺人事件」のオルネラ・ムーティ、「イルマ・ヴェップ」のジャン=ピエール・レオー、「家族の気分」のアントワーヌ・シャピーほか。
1996年製作/102分/フランス
原題または英題:Pour rire!
配給:日活
劇場公開日:1999年7月31日
ストーリー
パリ。美しき敏腕女弁護士アリス(オルネラ・ムーティ)とその夫で専業主夫のニコラ(シャン=ピエール・レオー)の夫婦は平穏無事に暮らしていた。料理をつくりながら妻の帰りを待つのがニコラの日課だった。そんなある日、アリスの浮気が発覚。彼女にはガスパール(アントワーヌ・シャピー)というハンサムなスポーツ・キャメラマンの愛人がいたのだ。ふたりの友人ジュリエット(トニ・マーシャル)が目撃してニコラにそれを伝えたのだが、アリスをどうしても失いたくないニコラはひと騒動。妻の事務所前のカフェで張り込み、改造したモビレットで彼女の後を追って街を走る。はたして妻は浮気していたが、ニコラはある作戦を立てる。正体を偽って妻の愛人ガスパールその人に接近するのだ。なんとニコラはガスパールの目の前で、自殺と見せかけて芸術橋からサン・マルタン運河に飛び込んでみせた。ガスパールはすぐに彼を救いにかけつけ、ニコラは命を救ってくれたお礼にと彼に接近。ふたりには男同士の友情さえ生まれた。そのいっぽうで脅迫状を送ったり、ガスパールの部屋に忍び込んだりとあの手この手を仕掛けるが効果なし。とうとうニコラはふたりの密会現場に姿を現わしてみせた。カスパールは動揺するが、アリスは激怒。だが、そこまで自分のことで思いつめた夫に心を動かされ、アリスの気持ちはふたりの男の間を揺れ動くのだった……。
スタッフ・キャスト
- 監督
- リュカ・ベルボー
- 脚本
- リュカ・ベルボー
- 製作
- パウロ・ブランコ
- 撮影
- ローラン・バレ
- 美術
- フレデリック・ベルヴォー
- 音楽
- レカルド・デル・フラ
- 編集
- ダニエル・アヌザン
- 衣装デザイン
- ナタリー・ラウール
- 字幕
- 寺尾次郎