オズの魔法使のレビュー・感想・評価
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レインボウのコンサートのオープニングで使われただけでも涙・・・
不時着したところは魔法使いオズの国。一面がカラーになる瞬間で涙が出そうになる。ここはカンザスじゃないわ。 We must be over the rainbow
家は悪い東の魔女の上に落ちて死んでしまい、いもうとの西の魔女がドロシーに復讐しようとするが、良い魔女グリンダに助けられる。マンチキン踊りも素敵だ。イエロー・ブリック・ロードを辿って偉大なるオズの魔法使いを訪ねてカンザスの帰り道を聞かなければならないドロシー。途中で出会うのはカカシ、ブリキマン、ライオン。それぞれ脳みそがない、ハートがない、勇気がないので、オズの魔法使いにお願いするため4人でエメラルドの都へ向かうのだ。
大王になんとか面会できたものの、簡単に願いをかなえてくれない。条件はなんと、西の魔女のほうきをとってくることだった。結局大王は胡散臭い教授だったけど、「勇気なら、ほら、もう持ってるじゃないか」等々の詭弁さでドロシーと仲間たちを納得させる。このパターンはその後もジュヴナイルの物語ではよく使われるパターンだ。
なんと言っても“Over The Rainbow”が心に響き、大人になってもノスタルジーを感じさせてくれる珠玉の名作。のちにエルトン・ジョンの「グッバイ・イエロー・ブリックロード」もこの映画の道だと知り、また感動!
ジュディ・ガーランドが愛くるしいが、少々退屈なミュージカル仕立てのファンタジー
結局、今の日々の暮らしの状況が少女のとって最も幸せ、というオチのラストは、とても暖かいものを感じた。ただ、途中はお供の者等の歌も含めて、少々退屈だったところもある。
魔法の国オズの造形は、セット感満載も、色鮮やかできらびやかで、兵士のスタイルとかもユニークでもあり、なかなか良かった。ファンタジーの世界の、言わばスタンダードなのだが、今見ても色褪せない所があり、少々驚き。
主演のジュディ・ガーランドは、歌はもっと上手と思っていたので、その点では期待外れ。ただ、とても愛らしくて、この作品で大人気得たのもよく分かる。この人畜無害なファンタジー作品の監督が、この後すぐに、時代に翻弄されながらも逞しく生きるヒロイン像を描いた風と共に去りぬを創ったというのは、かなり驚き。ただ、一人の人間の中でバランスを取ることが必要であり、だからこそ傑作が産まれたということなのだろうか?
色々な意味でもの悲しい
Because because because because...
知恵とハートと勇気
There's no place like HOME ♪
go home stay home
もう何度、見たのだろう。
stay homeが言われているこの時期、外は雨、まぁ家にいるしかない。
そのために、ひっそり家にいたら、BSで放送していた。
先日ゼルヴィガーの”Judy”を見たばかりなので、その記憶も覚めやらぬうちに、少しばかり見ようと思ったら、全部最後まで見てしまった。
よく言われているように、
この中のScarecrowはbrainを、
Tin Woodmanはheartを、
Lionはcourageを手に入れる旅だったのだろうが、それはhomeを求めるものでもあったのだろう。
Wizard of Ozはそれぞれ語っていた。
Scarecrowには、
Anybody can have a brain.
That's a very mediocre commodity.....and with no more brains than you have....
Lionには
You are under the unfortunate delusion that simply because you run away from danger, you have no courage.You're confusing courage with wisdom.
Tin Woodmanはhearには
You want a heart!You don't know how lucky you are not to have one.Hearts will never be practical until they can be made unbreakable. Back where I come from there are men who do nothing all day but good deeds.They are called phil...er -- er -- phil -- er, yes...good-deed-doers.And their hearts are no bigger than yours.
自分には無いものをあえて求めなくても人は生きていける。
求めようとするが故に、自分を満ち足りていない自分に気づかされる。それでいいのだろうか。
homeとは、そこにいるだけで、その存在そのものが自分を安堵させるものではないのか。人はそれに気付いていないのではないのか。
But it wasn't a dream --it was a place. And you -- and you -- and you --and you were there. But you couldn't have been, could you?
And this is my room --and you're all here!
で
There's no place like home!
となるのだが、
ただ、やっぱり、Judyにとって、彼女自身のhomeはどこにあったのかと思ってしまう。
先に見た映画の残像を残したまま。。。
明るくなれる不思議な作品。
『オズの魔法使』鑑賞。
*主演*
ジュディ・ガーランド
*感想*
オズの魔法使いは、サム・ライミ版とトムとジェリー版しか見たことがありません。
当時、CG技術がなかった時代ですが、不思議な世界観がとてもユニークで美しく、かかしとブリキとライオンが個性的で、演技が良かった!
ドロシーは家に帰る方法、
かかしは脳みそが欲しい
ブリキは失った心
ライオンは勇気
それぞれの願いを叶える為、オズの魔法使いに会いに冒険に出掛けます。
最初はセピア色の世界観とカラーの世界観が良かった。
曲もダンスもユニークだし、最後もいい終わり方でした。
コロナで大変な時期でしたが、これを見て少しだけポジティブな気持ちになりました。
不要な外出は自粛
【子供の心を失いつつある大人が観ても、面白い。子役の時代のジュディ・ガーランドの歌、姿に勇気を貰う。】
今作は子どもの頃、TVで鑑賞しているはずだが、記憶になかった・・。
昨今、蔓延するウイルス名が名前の一部に入っている”甚だ迷惑しているだろう”映画館にて、”ワーナー・ブラザース クラシック上映”として今作を上映してくれることになり、足を運んだ。
内容は児童文学の名作でもあるし、割愛。
先日、「ジュディ 虹の彼方に」を観て、感激したばかりだが、今作は”あの作品とは切り離して観よう”(だって、あの作品はジュディ・ガーランドの晩年を描いた作品ですからね。)と思いながら、客電が落ちるのを待つ。
冒頭から、”Over The Rainbow”をドロシー役のジュディ・ガーランドが美しい声で歌う姿に魅入られる。(何歳だったのだろう?)
現実の世界は”茶色がかった映像で”、ドロシーが魔法の国の扉を開けると極彩色の世界が広がるシーンも良い。
ふわふわと、ピンク色の丸い風船みたいなのが飛んで来て、”お、ゾフィー登場か?”などとおバカなことを考えながら観ていたら、美しい北の良い魔女であった・・(当たり前である・・)。
そして、ドロシーは案山子、ブリキの木こり、臆病なライオンと出会い,旅を続けるわけだが、幾つか記憶に残ったシーンは
・(藁で出来ている)案山子が言う、”脳みそが無い奴ほど、良く喋る・・”
・臆病なのに虚勢をはるライオンが、ドロシーに
”本当に強い人は弱い者いじめはしない!”とピシャッと顔を突かれ、よよよ・・と一気に弱気になり、
”鼻血出てない?・・僕はタンポポ(ダンデライオン)・・”と弱弱しい姿になるシーン。
私は、このライオンが好きになってしまったよ・・。
それぞれ、案山子は”脳みそ”、ブリキの木こりは”心”、ライオンは”勇気”を貰いにオズに会いに旅を続けるのだが・・。
最初のオズの姿が、”お、ルチ将軍じゃない・・、絶対NHK ここからルチ将軍を考えたよな”などとおバカなことを考えながら、オズとドロシーたちの遣り取りを楽しく観賞。
悪い西の魔女の末路も”え、そんなことでやられちゃうの?”と思いながら鑑賞続行。
<冒頭に、”子供の心を忘れていない大人たちと子供たちに捧ぐ”というテロップが流れるのだが、鑑賞後 ”未だ、子供心は少しだけ残っているのかな・・”と思いながら劇場を後にした。>
タイトルなし
メッセージ性の強い、夢のある作品の先駆け。
虹を超えなくても
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