劇場公開日 1954年12月25日

「色々な意味でもの悲しい」オズの魔法使 あっきーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5色々な意味でもの悲しい

2021年1月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

正月くらいホッコリした気持ちになりたくて鑑賞したが、メデタシメデタシの童話にも関わらずなんとも物悲しい気持ちに。主題歌の曲調、華やかなフルカラーから元のセピア色に戻った時の寂寥感、そして主役のジュディガーランドがこの後たどる人生など、理由は色々あると思うが、一番はこの映画が第二次大戦開戦の年に封切られたことかもしれない。画面の向こう側で確かに生きていたはずの数千万の人々がこの後数年間に非業の死を遂げると考えると、何とも言えない気持ちになった。

あっきー