黄金の七人
劇場公開日:2023年1月13日
解説
7人の男と1人の美女が金塊を巡って繰り広げる争奪戦の行方を描いたイタリア製クライム映画。
「教授」と呼ばれる男と謎の美女ジョルジャは、犯罪のプロである6人の仲間たちと共に、ジュネーブのスイス銀行に眠る大量の金塊を奪う計画を企てる。教授とジョルジャは銀行の向かいのホテルの一室にこもり、残る6人は工事作業員に成りすまして銀行に接近。教授が無線で出す指示により、6人は金庫を目指して穴を掘り進めていくが……。
「トロイのヘレン」「ソドムとゴモラ」などのロッサナ・ポデスタが謎の美女ジョルジャを妖艶に演じ、「穴」のフィリップ・ルロワが教授役を務めた。アルマンド・トロバヨーリによる洒落た音楽も印象を残した。
1965年製作/90分/イタリア・フランス・スペイン合作
原題:7 uomini d'oro
配給:キングレコード
日本初公開:1966年3月19日
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2023年5月5日
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鑑賞方法:VOD
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イタリアのB級映画。初見は72年のテレビでの放送。中2の頃だったので計算が合う。言わずもがなぁだが、『ルパン三世』の宣伝で、『4チャンネル』が放送した。
予定調和で、緊張感が無く、何でも都合良く話が進む。そして、最後にひねりがないのが、最大の欠点。続編があるから、裏切りによる裏切りはないと思ったが、まさか、まさかあんな終わり方するとは。間違いなく、ローマ観光の為の映画だ。1961年にローマオリンピックだったので、その余波で作られたヨーロッパ観光映画だと思う。
正直言って、詳細まで覚えていなかったが、『ルパン三世』のモデルと言うから、少し過大評価していた。今回見て、あのテレビの『ルパン三世』の方が遥かに良い出来だと太鼓判を押す。
クールな日本アニメのお手本が、こんなイタリアのB級映画だと言って貰いたくない。モンキー・パンチ先生が『ルパン三世』を描く上でインスパイアしたに過ぎない。『ルパン三世』とこの映画は全く次元の違う作品だ。あえてどちらが上とか下とかは述べない。
『4チャンネル』は宣伝でこの映画を流しただけだ。しかし、『4チャンネル』は爆弾とか泥棒好きだね。
追記 音楽はミシェル・マーニュの地下室のメロディーをリスペクトしている。とすると、映画も似たような話。ルパン三世の元ネタは寧ろこちらだと思う。この映画でのルパンとの類似点は、カリオストロ城に忍び込む際の、潜水の部分のようや気がする。そして、やっぱり、フランス映画の方がクライム・サスペンスはお似合いなのかもしれない。
60年近く前に作られた作品だけど、今観ても文句なしに楽しいドロボー映画です。パンチのあるテーマ曲から始まり、地下から銀行の金庫室の金塊を奪う鮮やかな手口が抜群に面白く、なんかルパン三世の元ネタみたいです。金塊強奪後も二転三転の裏切りがあるけど、人が死んだり暴力的なシーンがなく、どこかとぼけたタッチで最後のオチまできれいにまとまっていて感心しました。役者では、ロッサナ・ボデスタの小悪魔的キャラが抜群でした。フィリップ・ルロワも、雰囲気があってよかったです。
2023年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
おしゃれで小粋なクライムコメディ。
まさか劇場で観れるとは思いませんでした。
ルパンの元ネタと言われ、実際ファーストルパンにその影響が見られます。
そもそも主演のロッサナ・ポデスタが完全に不二子の位置ですしね。
メイクもファッションも可愛らしくビビッド。
音楽もアルマンド・トロヴァヨーリのセンスが光ります。これはサントラ買っちゃいますよね。
まぁ金塊泥棒がマヌケでコミカル。ツッコミどころも満載なのですが、どこか可愛らしい。
まぁ最後にはずっこけちゃうわけですが、どうみても事故なのに金塊をかっぱらう観衆。それとキッズ達。
それは、まだしも修道女が「天からの授かり物よ!」はないでしょうw
何だかんだとスカッと観れる作品ですよ。
2023年1月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
「ゴッド・ファーザー Part Ⅱ」で、ドン・ファヌッチ(弱い立場のイタリア移民から金や職を奪う強面のイタリア移民で、若きヴィトーが射殺する)役の俳優さん出てた!ガストーネ・モスキン!見たことある顔?と思ったらファヌッチでした。この映画では、教授のもとで働く6名の男達のトップの「アドルフ」です!
6名全員がAで始まる名前であるのが面白くて可笑しい!6名とも働き者、真面目、教授を尊敬してる。ありえなーい。働き者6名を取り巻く色彩みんな原色!オレンジ、青、赤、黄色!工事現場担当衣服の必要もあるがとにかくカラフルで元気!音楽はジャズっぽく、車もインテリアも服も60年代でポップな感じ。美女ロッサナ・ポデスタは頻繁にお着替えしてお洒落で無駄にセクシー。ありえなーい。笑えて楽しい映画でした!