エミリーの窓

劇場公開日:

解説

ニューヨーク、ブルックリンの高層アパートを舞台に1人住まいの若い女が、何者かにレイプされ、さらに見えない敵によって恐怖に苛まれる姿を描くサスペンス映画。製作はマイケル・ロベル。監督は「インテリア」「マンハッタン(1979)」などの撮影を手がけたゴードン・ウィリスで、これが彼の監督デビュー作、撮影も彼が手がけている。脚本はバリー・シーゲル、音楽はエンニオ・モリコーネ、編集はバリー・マルキン、美術はリチャード・ファーマン、衣裳はクリフォード・カポネが各各担当。出演はタリア・シャイア、ジョー・コルテーゼ、エリザベス・アシュレー、ケイ・メドフォード、マイケル・ゴリン、ラッセル・ホートン、マイケル・リプトンなど。

1980年製作/アメリカ
原題または英題:Windows
配給:ユナイト映画
劇場公開日:1980年10月18日

ストーリー

ブルックリンの児童博物館に勤めるエミリー(タリア・シャイア)は、夫スティーブン(ラッセル・ホートン)と別居し、今はひとりアパート暮らしをしていた。ある日、勤めから帰ったエミリーは、突然何者かに襲われ、ナイフで脅かされながら意のままにされてしまった。翌朝、近くに住む女流詩人アンドレア(エリザベス・アシュレー)は、ルフロノ刑事(ジョー・コルテーゼ)に質問を受け、落担しきっているエミリーを訪ね慰めた。翌日から、山の手のアパートに移った彼女は、荷物を取りに元のアパートヘ行くが、手助けに来たアンドレアと共に、再び例の男に襲われた。2人の必死の抵抗で、その男は腕に傷を負い逃げ去った。警察にルフロノ刑事を訪ねたエミリーは、彼から力強い言葉を聞き、アパートに帰るが、そこには彼女の所持品を運んできたアンドレアの姿があった。次の日、エミリーは、アンドレアのかかりつけの精神分析医マリン博士(マイケル・リプトン)を訪ね悩みを打ち明けた。タクシーに乗った彼女は、偶然、運転手が例の暴漢であることを見抜き、ルフロノに連絡し、男は捕えられた。次第にエミリーに惹かれていったルフロノは、彼女の部屋で食事をするまでになるが、エミリーの心理的不安は、彼の愛を受け入れるまでにはならなかった。そのころ、マリン博士はアンドレアを診察しながら彼女がある人物に異常な関心をよせていることを知る。間もなく、エミリーとルフロノは結ばれるが、彼が署に戻ろうとした時、電話が鳴り、エミリーに近づくなと脅迫される。やがてエミリーの隣人、サム(マイケル・ゴリン)、マリン博士、愛猫ジェニファーが続けて惨殺された。犯人は、エミリーに愛情に近い異常な関心をよせるアンドレアだった。彼女は男を使って彼女にいやがらせをし、さらに彼女の愛する猫を殺し、その現場を目撃した隣人をも殺したのだ。そして、遂に目的であるエミリーを家に呼ぶことに成功。何も知らないエミリーは、そのアンドレアの部屋で初めて、すべでを知り愕然とする。が、駆けつけたルフロノ刑事によってアンドレアは捕えられるのだった。

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