運命の逆転
劇場公開日:1991年2月2日
解説
妻を植物人間にした罪で訴えられた貴族--1980年アメリカで実際に起きた事件を裁判に関わった法学者の手記を基にして映画化した心理サスペンス。エグゼクティヴ・プロデューサーはマイケル・ラウチ、製作はエドワード・R・プレスマンとオリヴァー・ストーン、監督は「バーフライ」のバーベット・シュローダー、撮影はルチアーノ・トヴォリ、音楽はマーク・アイシャムが担当。出演はグレン・クロース、ジェレミー・アイアンズほか。
1990年製作/111分/アメリカ
原題または英題:Reversal of Fortune
配給:フィーチャー・フィルム・エンタープライズII提供/松竹富士配給
劇場公開日:1991年2月2日
ストーリー
ハーヴァード大学の法学部教授アラン・ダーショウィッツ(ロン・シルヴァー)はある日、ニュー・ポートに住む大富豪のクラウス・フォン・ビューロー(ジュレミー・アイアンズ)から弁護の依頼を受ける。彼は妻のサニー(グレン・クロース)の殺害を企て、植物状態に追い込んだ罪により一審で有罪判決を受けたばかりだった。ユダヤ人のダーショウィツは上流階級のクラウスに対し当初反感を抱いていたが、同僚らとチームを組んでこの事件の謎を追ううち、その背後にある意外な真実を探り当ててゆく。サニーは薬物中毒であり、そんな妻から逃れたがっていたクラウスとの関係は崩壊寸前だった…。殺害計画に用いられたとされる注射器の入っていたバッグがクラウスのものではなく、息子アレクサンダーから麻薬を入手していたサニーのものであることを突きとめたダーショウィッツは公判で検察側の証拠を崩してクラウスの無罪を勝ちとるが、事件の真相は今でも謎のままであり、クラウスも、そして眠ったままのサニーも存命中である。
スタッフ・キャスト
- 監督
- バーベット・シュローダー
- 脚本
- ニコラス・カザン
- 原作
- Allan Dershowitz
- 製作総指揮
- マイケル・ローチ
- 製作
- エドワード・R・プレスマン
- オリバー・ストーン
- 撮影
- ルチアーノ・トボリ
- 音楽
- マーク・アイシャム
- 編集
- リー・パーシー
- 字幕
- 戸田奈津子
受賞歴
第48回 ゴールデングローブ賞(1991年)
受賞
最優秀主演男優賞(ドラマ) | ジェレミー・アイアンズ |
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ノミネート
最優秀作品賞(ドラマ) | |
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最優秀監督賞 | バーベット・シュローダー |
最優秀脚本賞 | ニコラス・カザン |