噂の二人

劇場公開日

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解説

ウィリアム・ワイラーが「ベン・ハー(1959)」以来、2年ぶりに製作・監督した作品。リリアン・ヘルマンの「子供の時間」は同じワイラーの監督で戦前、「この三人」として映画化されている。脚色は「青春物語り」のジョン・マイケル・ヘイズ、撮影は「許されざる者(1960)」のフランツ・プラナー、音楽は「荒馬と女」のアレックス・ノースが担当。出演者はオードリー・ヘップバーン、シャーリー・マクレーン、ジェームズ・ガーナー、ミリアム・ホプキンスなど。

1961年製作/アメリカ
原題:The Children's Hour
配給:ユナイテッド・アーチスツ

ストーリー

カレン・ライト(オードリー・ヘップバーン)とマーサ・ドビー(シャーリー・マクレーン)は学生時代からの親友であり、共同で寄宿学校を経営していた。父兄からの信望も厚く、カレンの2年越しの恋人はこの地方の有力者ティルフォード夫人の甥である医者のジョー・カーディン(ジェームズ・ガーナー)だった。しかしカレンが婚約に踏み切った時、なぜかマーサは重い微笑で答えただけだった。ティルフォード夫人の孫娘メリーは病的なほどのわがまま娘で、学校でのしくじりに家へ逃げ帰り、そのまま学校へ戻りたくないばかりに祖母に訴えた。「カレンとマーサは同性愛なの!」と。噂はたちまち広まり、驚いた父兄たちは子供を引き取ってしまった。カレンとマーサはティルフォード夫人を訪問し名誉棄損で訴えたが潔白を証明することができないばかりか、かえって2人は町中の噂と嘲笑の中に身をさらさなければならなくなった。噂の2人は無人の学校にひっそりと暮らしていたが、ジョーですらかすかな疑いを持っていることを知ったカレンは婚約を解消してしまった。マーサはそれを知って心が激しく揺れるのを覚えるのだった。やがて孫娘メリーの嘘を知ったティルフォード夫人が謝罪に来た。カレンは久しぶりに空の青さをしみじみとした思いで仰いだが、ふとそこにいないマーサに気づき不安にかられて名を呼んだ。2階にかけ上がったカレンが見たのは、暗く閉ざされた部屋の中で自らの生命を絶ったマーサの姿だった。カレンはただ1人で野辺の送りを済ませ、今はもう見知らぬ人ばかりの町ででもあるかのように、後もふり向かずに去って行くのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第34回 アカデミー賞(1962年)

ノミネート

助演女優賞 フェイ・ベインター
撮影賞(白黒) フランツ・プラナー
衣装デザイン賞(白黒) ドロシー・ジーキンズ
美術賞(白黒)  
音響賞  

第19回 ゴールデングローブ賞(1962年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(ドラマ) シャーリー・マクレーン
最優秀助演女優賞 フェイ・ベインター
最優秀監督賞 ウィリアム・ワイラー
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映画レビュー

4.0正常と異常。

2020年4月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

町で女学校を経営するカレンとマーシャが、2人が付き合っているという生徒の嘘によって地域のコミュニティから疎外される話。
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この嘘をついた生徒の子の演技がすごい。子供なのにこんなに嫌な役って他であんまり見た事ない。基本的に子供って純粋でいい子として描かれるからね。
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子供だって人を脅したり、物を盗んだり、悪さをするんだっていうのをこの時代の映画で示したのは結構画期的な気がする。
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映画の中でマーシャがいい年になっても結婚しようとしないことを異常って言うシーンがあるけど、逆に正常な人なんていないでしょ。
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私も自分の考え方が普通とズレてる自覚はあるし、多分皆それぞれちょっとおかしいところがあるんだから皆異常だよ。
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この映画の時代から何年もたってても、今も普通を押しつけられる時は沢山あるし、誰でも生きやすい世の中になるといいよね。

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せつこん
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