アンナ・カレニナ(1948)
解説
レオ・N・トルストイの傑作『アンナ・カレニナ』の第三回目の映画化(一九四八年)で、「神々の王国」のジュリアン・デュヴィヴィエが渡英して監督に当っている。製作者アレクサンダーア・コルダの性格を反映して、スタッフは著しく国際的、即ち脚色はフランス劇作家ジャン・アヌイ(「聖バンサン」)、イギリス・ライターのガイ・モーガン(「捕われた心」)及びデュヴィヴィエの協同、撮影は「海の牙」のアンリ・アルカン、音楽は英国でバレエ音楽を多く作曲するコンスタント・ランバート、装置はドイツ映画で活躍したアンドレ・アンドレイエフ、衣裳は英国のデザイナー/画家セシル・ビートンという顔触れである。アンナには「哀愁」のヴィヴィアン・リーが扮し、以下「女相続人」のサー・ラルフ・リチャードソン、アベイ劇場出身のキーロン・ムーア、ヒュウ・デソプスタア、メアリー・ケリッジ、マリー・ローア、サリー・アン・ハウズ、ナイアル・マクギニス、マーティタ・ハントらが共演する。
1948年製作/イギリス
原題または英題:Anna Karenina
ストーリー
俗物的官僚の代表者たるカレーニン(ラルフ・リチャードソン)と政略結婚させられた美貌のアンナ(ヴィヴィアン・リー)が愛なき生活の不満から、貴公子ウロンスキー(キーロン・ムーア)と恋におち、駆け落ちまでするが、男に対する嫉妬と罪の悔悟から、鉄道で自らの生命を絶つ。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジュリアン・デュビビエ
- 脚色
- ジャン・アヌイ
- ガイ・モーガン
- ジュリアン・デュビビエ
- 原作
- レオ・N・トルストイ
- 製作
- アレクサンダー・コルダ
- 撮影
- アンリ・アルカン
- セット
- アンドレ・アンドレイエフ
- 音楽
- コンスタント・ランバート
- 衣装デザイン
- セシル・ビートン
-
Anna Kareninaビビアン・リー
-
Kareninラルフ・リチャードソン
-
Count Vronskyキーロン・ムーア
-
Stepan Oblonskeyヒュー・デンプスター
-
Dorry Oblonskyメアリー・ケリッジ
-
Princess Shcherbatskyマリー・ローア
-
Prince ShcherbatskyFrank Tickle
-
Kitty Shcherbatskyサリー・アン・ハウズ
-
Levinニオール・マッギニス
-
Nicholaiマイケル・ガフ
-
Princess Betsy Tverskyマーティタ・ハント
-
Countess Lydia Ivanovnaヒーザー・ザッチャー
-
Countess Vronskyヘレン・ヘイ
-
Princess NathaliaMary Martlew
-
Countess MeskovRuby Miller
-
Colonel Vronskyオースティン・トレヴァー
-
Princess SorokinaAnn South
-
Prince Makhotinガイ・ヴァーニー
-
General Serpuhouskyジョン・ロングデン
-
Korsunskyレスリー・ブラッドリー
-
MatveyBeckett Bould
-
Miss HullJudith Nelmes
-
AnnushkaValentina Murch
-
Mariettaテレーズ・ギーゼ
-
Kitty's Doctorマイケル・メドウィン
-
Lawerジョン・セリュー
-
SergeiPatrick Skipwith
-
Enricoジーノ・チェルビ
-
Guiseppeジェレミー・スペンサー