暗黒の命令
劇場公開日:1952年4月3日
解説
「潜航決戦隊」のW・R・バーネットの原作小説に基づき、「海洋児」のグローヴァー・ジョーンズ、「令嬢画伯」のライオネル・ハウザー、「われら自身のもの」のF・ヒュー・ハーバートの3人が共同脚色し、「大雷雨」のラウール・ウォルシュが監督した1939年度作品。撮影は「ダコタ高原」のジャック・マータ、音楽監督はヴィクター・ヤング。主演は「キー・ラーゴ」のクレア・トレヴァーと「リオ・グランデの砦」のジョン・ウェインで、「赤きダニューブ」のウォルター・ピジョン、「愛馬トリッガー」のロイ・ロジャース、ジョージ・ギャビー・ヘイス、ポーター・ホール、マージョリー・メインらが助演している。
1939年製作/アメリカ
原題または英題:Dark Command
配給:リパブリック日本支社
劇場公開日:1952年4月3日
ストーリー
19世紀、南北戦争の起こる前のこと。ボブ(ジョン・ウェイン)はグランチ(ジョージ・ギャビー・ヘイス)と共に、新天地を求めてカンサスに来た。ボブはフレッチ(ロイ・ロジャース)と知り合い、その姉メリー(クレア・トレヴァー)に惹かれて結婚を申し込んだが、にべもなく断られる。町に保安官の選挙があり、メリーの恋人カントレル(ウォルター・ピジョン)が立候補していることを知ったボブは自らも立候補して当選し、カントレルは憤って夜盗の親玉になって街を荒らし始めた。その頃、南北戦争が勃発した。フレッチの父マックロードは銀行家だが、私腹を肥やしているという噂のために民衆の襲撃を受け、殺された。フレッチはすべてボブの仕業だと思い、仇討ちを決意してカントレルの一味に加わる。メリーはカントレルと結婚したが、彼女が苦境に立った時、助けてくれたのはボブだった。カントレルは、ボブを幽閉する。それを知ったフレッチはボブの潔白を知り、彼を救い出してメリーと3人で逃亡する。カントレルは3人の後を追ったが、自分の家の家政婦のため殺された。かくしてメリーとボブは、新しい生活を求めてテキサスに向かうのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ラオール・ウォルシュ
- 脚本
- ジャン・フォーチュン
- 脚色
- グローバー・ジョーンズ
- ライオネル・ハウザー
- F・ヒュー・ハーバート
- 原作
- W・R・バーネット
- 撮影
- ジャック・マータ
- 美術
- ジョン・ヴィクター・マッケイ
- 音楽
- ビクター・ヤング
- アソシエイト・プロデューサー
- ソル・C・シーゲル
受賞歴
第13回 アカデミー賞(1941年)
ノミネート
作曲賞 | ビクター・ヤング |
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美術賞(白黒) |