暗殺者の家
劇場公開日:1935年
解説
娘を誘拐された夫婦の苦悩を、ヒッチコックならではのユーモアとサスペンス仕立てで描いた作品。休暇で娘とスイスを訪れたローレンス夫妻はフランス人のルイと親しくなるが、直後彼は殺害されてしまう。瀕死のルイから国家機密を聞かされた一家は、口封じのため新たなターゲットにされる。息つく間もない展開や妻のジルが射撃の腕前を披露する伏線など、クライマックスへの期待が否が応でも高まる。22年後、「知りすぎていた男」のタイトルで監督自らリメイクしている。
1934年製作/76分/イギリス
原題:The Man Who Knew Too Much
スタッフ・キャスト
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2022年12月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
原題をみてアレって思ったら、「知りすぎていた男」(56)は今作のリメイクだったんですね。リメイク版は洗練されていて、主題歌「ケ・セラ・セラ」という華もあり、名優ジェームズ・ステュアートの演技も素晴らしいし、圧倒的に面白かったという印象です。それに比べてしまうと、ストーリーテリングに流暢さがないという印象でした。ひょっとしたら今作の方がリアルなのかもしれませんが、スリルやコミカルさはリアルなだけでは伝わらないってことですね。
2022年10月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
■ローレンスは妻・ジルと娘を連れて出かけたサン・モリッツで殺人事件に遭遇する。殺された男の最期のひと言を聞いたローレンスは、男の部屋で戦争の引き金となる暗殺計画が記された紙片を見つける。秘密を知ってしまったローレンスは娘を誘拐されてしまい…。ー
◆感想
・粗筋は、『知りすぎていた男』とほぼ同様なのだが、暗殺者達が最後まで抵抗し、死屍累々の山を築いていくところは、イギリス時代のヒッチコックはストレートに物語を展開するのだなあ、と思った作品。
<娘、ベティを屋根の上追い詰めて行く暗殺者の一人を母が、ライフル一発で仕留めるシーンは、”母は強し!”と思った作品でもある。>