愛に翼を

劇場公開日:

解説

子供をなくした夫婦と少年の一夏のふれあいを描く、フランス映画「フランスの思い出」(原案ジャン・ループ・ヒュバート)のアメリカ版リメイク。監督・脚本は「フォエバー・フレンズ」の脚本家のメアリー・アグネス・ドナヒュー、製作はスコット・クルーフ、パトリック・パーマー、エグゼクティヴ・プロデューサーはジャン・フランソワ・ルプティ、テッド・フィールド、ロバート・W・コート、撮影はポーランド出身のイェジー・ジーリンスキー、音楽はニューマン兄弟の末弟で近年の成長株デイヴィッド・ニューマンが担当。なお、主演のメラニー・グリフィスとドン・ジョンソンは実際の夫婦である。

1991年製作/アメリカ
原題または英題:Paradise
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1992年1月25日

ストーリー

内気な少年ウィラード(イライジャ・ウッド)は、母ローズマリー(イヴ・ゴードン)のお産の間、緑豊かな小さな田舎町パラダイスに住む母の友人リリー(メラニー・グリフィス)の家に世話になることになった。途中ウィラードは不愛想な男(ドン・ジョンソン)とお転姿な少女ビリー(ソーラ・バーチ)に出会う。リリーは無口でとっつき難い女性だった。先ほど会った男はリリーの夫ベンだと分かったが、ウィラードは2人の間に漂う冷たいものに気づいていた。ビリーとウィラードはすぐに親しくなった。2人は山を駆け、川辺で戯れた。しかし、そんな陽気な彼女も家庭問題で心を痛めていた。ある日、ベンはウィラードにラジコン飛行機をプレゼントし、魚釣りに誘った。ベンとリリーは2年半前に3歳の子供を失っていて、そのことが夫婦の間にしこりを作っていた。ベンはいつしかウィラードに息子の面影を見ていたのだ。彼らの間に本当の家族のような関係が生まれたかに思われた。だが、息子は自分のために死んだと思いこむリリーの心の傷は深かった。ベンは家を出た。ウィラードは2人の仲を取りもとうとするが、どうにもならない。一方、ウィラードを伴い離れて住む父親に会いに行ったビリーは、冷たく拒絶される。その上、愛のない結婚をしようとする母サリー(シーラ・マッカーシー)の姿に傷ついたビリーは、ウィラードに「あんたのパパも他の女のところよ」と叫んでしまう。ウィラードは衝動的に家を飛び出した。その夜、彼は家に戻らなかった。翌朝、ラジコンの音で目覚めたビリーは、ベンとリリーと共に火のみやぐらのてっぺんを歩くことに挑戦するウィラードの姿を目にした。成功したウィラードを抱きあげるベン。その夜、リリーは初めてウィラードに心を開き、添い寝した。夏が終わり、赤ん坊を抱いたローズマリーがウィラードを迎えに来た。ウィラードはビリーと仲直りし、再会を約束した。降り始めた雨の中、ウィラードを見送り、堅く抱き合う夫婦の間にかつての愛が甦えろうとしていた。

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映画レビュー

5.0この名作にレビューがなかったことがショック

2018年11月2日
PCから投稿

子役のイライジャ・ウッド、ヨダレが出るほど可愛いですね~。
この頃のドン・ジョンソンも鼻血が出るほどステキっ。
仏映画「フランスの思い出」のリメイク。
イライジャとゾーラ、二人の名子役が主役。
この名作にレビューがなかったことがショックですな。
2014.4.28

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miharyi