子ぎつねヘレン

劇場公開日:

解説

北海道の大地を舞台に、目と耳が不自由な子ぎつねと東京から引っ越して来た少年の心の交流を描いたヒューマンドラマ。監督は、本作が初の劇場用作品となる『ワンダフルライフ』の河野圭太。写真家でエッセイストの竹田津実による『子ぎつねヘレンがのこしたもの』を基に、「ジェニファ 涙石の恋」の今井雅子が脚色。撮影を「変身」の浜田毅が担当している。主演はTVドラマ『みんな昔は子供だった』の深澤嵐と「イントゥ・ザ・サン Into the Sun」の大沢たかお。

2005年製作/108分/日本
原題または英題:Helen The Baby Fox
配給:松竹
劇場公開日:2006年3月18日

あらすじ

カメラマンの母・律子(松雪泰子)の仕事の都合で、北海道の森の診療所で獣医をしている律子の幼なじみで“将来のお父さん”になる筈の矢島(大沢たかお)のもとに預けられることになった小学生の太一(深澤嵐)は、ある春の日、道端で1匹の子ぎつねを拾う。そして、どうやら母親とはぐれたらしい子ぎつねに自身の姿を重ね合わせた彼は、子ぎつねを診療所に連れ帰るのだが、実はその子ぎつねは目と耳が不自由だったのである。そんな子ぎつねに“ヘレン”と名付けた太一。「体力をつければ、手術を受けられるかもしれない」と言う矢島の言葉を信じた彼は“サリヴァン先生”となってヘレンを育て始める。やがて“ドクター・キタキツネ”の異名を持つ獣医大学の上原教授(藤村俊ニ)によって精密検査が行われることになった。ところが結果は太一の予想に反していた。しかも、このままではヘレンが教授たちの研究材料にされる!「ヘレンには僕が必要なんだ」。ヘレンを大学病院から取り戻した太一はそれからも献身的にヘレンの面倒を看た。だが、ヘレンは度々発作を起こすようになり、遂に息絶えてしまう。しかし、ヘレンと過ごした3週間は、太一に、そして周囲の人たちに生きることの意味を教えてくれた。

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映画レビュー

3.0感涙必至の動物もの、と思ったが見事なまでに泣けなかった。なぜだ? ...

2025年5月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

感涙必至の動物もの、と思ったが見事なまでに泣けなかった。なぜだ?
人間パートが…誰にも共感できない。医者も母ちゃんも、なんなんこいつら(笑)
きつねの発作シーンはどうやって撮った?とか関係ないとこばかりが気になってしまった。
J:COM

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はむひろみ

2.5命について

2025年5月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

育児放棄されている子どもと迷子のキタキツネの愛が優しく描かれていて、ココロがほっこりしました。
どんな環境でも、自分の命の尊さを感じて丁寧に生きたい。

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jiemom

3.5目が見えない、耳が聞こえない。 その世界の怖さを思い知らされました...

2025年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

目が見えない、耳が聞こえない。
その世界の怖さを思い知らされました。
試しに目を閉じて、耳を塞いで歩いてみてください。
いつも生活している部屋ですらとても耐えがたい
世界に変わってしまいます。

そういう重たい題材の中でも前向きさや命の大切さ、普段何気ない生活の中に埋もれてしまって忘れがちなことを思い出させてくれます。
身近に関わってる人達を「大切にしよう」思えるきっかけを与えてくれる映画です。
大沢たかおのぶっきら棒なキャラクターが逆に説得力を増す演技になっていたと思います。

余談だが小林涼子の声が菅野美穂に聞こえてしょうがなかったです。
印象的でとてもいい女優になりそうな気がします。

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ノリ

3.0見た。

2023年12月31日
PCから投稿
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