呪戒 JUKAI
劇場公開日:2005年2月19日
解説
死者を生き返らせる不気味な儀式をテーマに、自殺か他殺か分からない“死”の謎をヒロインが解くホラー映画。出演は「2番目の彼女」のすほうれいこ、『百獣戦隊ガオレンジャー』の金子昇。
2005年製作/80分/日本
配給:MIRAI
劇場公開日:2005年2月19日
ストーリー
とある学校のプール。水面には新緑の藻が幾重にも漂っている。突然、制服姿の少女がガバッと浮き上がり、死人のようにピクリとも動かない…。巷では、“呪戒”という儀式が噂になっていた。死んだ人間と生前になんらかの関わりをもっていた人々を、5日以内に6人殺すと死んだ者が甦るという儀式だ。不思議な霊感を持つ大学生の小夜(すほうれいこ)は、ある夜、同級生の夏樹の悪夢で目が覚める。翌日、学校で夏樹が自殺して、所轄の刑事の風間(金子昇)たちが現場検証にやってきた。鑑識の東海林(天手千聖)は、夏樹のパソコンに“呪戒”の儀式が打ち込んであることを風間に告げるが、相手にされない。その日の夜、今度は同級生の未夕が制服姿の少女に襲われる夢を見る小夜。不吉なものを感じるが、その予感は当たり、大学の川辺で未夕が変死体となって発見される。その死体に新緑の藻が付着していることに、風間は疑問を感じていた。次の日、小夜の同級生の友人が自殺した。風間は大学で事情聴取を行い、小夜に不審を感じて署に連行して話を聞く。しかし一連の出来事を夢で察知しているという小夜の言葉を、信じようとはしない。その日の夜、3日目。今度は雪絵が首吊り自殺を遂げる。4日目、雨美が全身血まみれとなって突然死する。捜査の末、風間は夏樹・雪絵・未夕の3人が中学時代のクラスメイトだったことを突き止め、中学時代の担任の水島(マギー司郎)を訪ねる。水島は風間に、3人のクラスメイトで苛められっ子の朝子という少女が自殺したことを語る。朝子には双子の妹と、恋人もいたという。その夜、小夜はふと“呪戒”の儀式を思い出し、次の犠牲者は冬美だと確信。その頃、冬美の家では友人たちが集まって冬美を慰めていた。しかし突然、そのうちのひとりの望(野川さくら)が冬美を襲う。望は死んだ朝子の双子の姉だったのだ。一連の事件は望の仕業なのだろうか?