DV(ドメスティックバイオレンス)
劇場公開日:2005年2月5日
解説
ある夫婦を通して、DV(ドメスティック・ヴァイオレンス)の実情を描いた社会ドラマ。監督は「でらしね」の中原俊。永森裕二の原案を基に、「ヒッチハイク 〈溺れる箱舟〉」のKAZUと永森自身が共同で脚本を執筆。撮影監督に「人妻援交サイト 欲望のままに」の下元哲があたっている。主演は、「Seventh Anniversary」の英由佳と「Jam Films S/HEAVEN SENT」の遠藤憲一。
2004年製作/85分/日本
配給:バイオタイド
劇場公開日:2005年2月5日
ストーリー
ジュエリー・ショップに勤める29歳の泰子が、ひと回り年上の夫・昭吾の異変に気づいたのは、3回目の結婚記念日の夜だった。仕事を辞めて欲しいと言う彼が、突如ヒステリーを起こしたのだ。そして、それをきっかけに夫の行動は常軌を逸していく。想い出の写真を捨てたり、泰子の銀行口座を勝手に解約したり、強引に体を求めてきたり――、やがて彼女に手をあげるようにもなった。数日後、泰子は仕事を辞めた。しかし、それでも夫の暴力は収まらないばかりか、むしろエスカレートする一方。耐え切れなくなった彼女は、同じようにDVに苦しむ近所の主婦・昭子からある相談所を教えられ、宗方と言う男からアドヴァイスを受ける。「DV被害者が一番に乗り越えなくてはならないことは、“自分自身が被害者であること”に気づくことです」と。それから、泰子は昭吾と向き合うことを決意すると、DVの様子をネットで公開。遂に昭吾はDV防止法によって逮捕され、解放された彼女は新たな人生に向かって歩き出すのだった。