メールで届いた物語

劇場公開日:

解説

加瀬亮、相武紗季、吹石一恵、岡田義徳、大倉孝二、北村一輝、原沙知絵、津田寛治ら、人気キャストで届けるメール恋愛オムニバス。「mail」は「生きない」(98)で高い評価を得た清水浩が、「CHANGE THE WORLD!」は「新・静かなるドン」(97)などのヒットシリーズやVシネマを手がけた伊藤裕彰が、「アボカド納豆。」は『夜逃げ屋本舗』(99)などのヒットシリーズを手がけた鈴木元が、「やさしくなれたら…」は「京浜抗争史外伝 最後の組長」(01)など骨太な演出に定評がある鳥井邦男が監督している。

2005年製作/104分/日本
配給:東映ビデオ
劇場公開日:2005年5月7日

ストーリー

【mail】何度も送られてくる差出人のない宛名違いの手紙を、ふと読んでしまった郵便配達員の高村(加瀬亮)。そこには入院している谷村理沙(相武紗季)が恋人へ宛てた内容が書かれていた。思い立った高村は理沙のもとを訪れ、彼女が口も利けないほどの重い難病にあることを知る。さらにその恋人が既に他界していることを知り、理沙のために“恋人からの手紙”を書き始める。 高村は彼の友人を演じて理沙へ手紙を届け、理沙はその返事を書く。そうして“2人”の手紙でのやりとりが進んでいくが……。【CHANGE THE WORLD】男に振られ自堕落な生活を送る葉子(吹石一恵)は、そのショックを振り切るためにボクシングを始めることに。葉子はボクシングに完全にハマり、プロのリングに立つがあっさりと負けて目のケガの為に引退、タクシードライバーに転身する。そんなあるとき女子高生の姿をした天使(多部未華子)を客として乗せた葉子は、天使から「CHANGE THE WORLD !」と書かれたチェーンメールの話を聞き、その言葉に触発されていく…。【アボカド納豆】仕事帰りに居酒屋に立ち寄った、山口(岡田義徳)とその先輩の藤井(大倉孝ニ)。藤井は仕事のミスで謝罪中に彼女へメールをしていた山口を咎め、さらに山口が複数の女性と関係があると聞き腹を立て、山口にその彼女たちが本気かどうかを“メール”を送って確かめさせる。その内容は、“この『呪文』を好きな人に送るとその人と結ばれる”というもの。馬鹿馬鹿しく思いながらも、意中の彼女の本心を知りたいためメールを送る山口。やがてその“メール”が、思わぬ事態を引き起こしていく…。【やさしくなれたら…】架空請求を携帯メールで送り付ける詐欺商法の強引な回収でならす柏木(北村一輝)。その柏木と同じ“組織”に属する菊池(津田寛治)は、彼に後れを取っており、疎ましく思っていた。そんなある日柏木は、病死した妻(原沙知絵)と瓜二つの女性・美紀(原沙知絵)が、菊池からの詐欺メールを受け取り困惑しているのを目撃する。美紀に心を奪われ、柏木は組織を裏切って、菊池の巧妙な手口から逃す。やがて2人の間に恋が芽生え始めるが…。

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スタッフ・キャスト

企画
黒澤満
プロデューサー
國松達也
山本勉
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