HINOKIO ヒノキオ

劇場公開日:

解説

心を閉ざし、遠隔操作ロボットでしか外界との接触を図れない少年が、やがてロボットの助けにより成長していく姿を描いた青春ドラマ。監督は、「FINAL FANTASY」などのVFXアートディレクターを経て、本作で監督デビューを果たした秋山貴彦。秋山監督自身による原案を基に、「つきことしらたま~ときめきダンシング~」の米村正二と秋山監督、「モスラ3 キングギドラ来襲」の末谷真澄が共同で脚色。撮影を「いつかA列車に乗って」の岡雅一が担当している。主演は、「Moon Child」の本郷奏多と「メールで届いた物語 CHANGE THE WORLD」の多部未華子。

2004年製作/111分/日本
配給:松竹
劇場公開日:2005年7月9日

ストーリー

突然の事故で母親を亡くし、そのショックからリハビリも拒否。車椅子生活を続ける不登校の小学生・サトルは、ある日、技術者の父親・薫が開発した遠隔操作ロボット“H―603”による代理登校を始める。材料に檜が使われているところから、クラスメイトに“ヒノキオ”と言うあだ名をつけられたサトル。やがて、彼はヒノキオを通じてクラスの女ガキ大将・ジュンとその子分、丈一と健太と心を通わせるようになっていく。だがそんな矢先、ジュンの突然の転校が決まり、更にH―603が軍事目的に開発された戦闘用ロボットだと言う虚実の判らない記事がクラスにバラ撒かれた。再び心に傷を受け絶望したサトルは、ヒノキオを踏切に飛び込ませるが、父のコンピュータから“感覚フィードバックシステム”をヒノキオに勝手にインストールしていた為、サトル自身も瀕死の重傷を負ってしまう。しかし、臨死体験の中で母親と再会した彼は、心癒され励まされ、奇跡の生還を果たすのだった――。四月、中学生になったサトルは自身で登校するまでに快復。そこで、ジュンと再会を果たす。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
米村正二
秋山貴彦
末谷真澄
脚本協力
浜本正機
住岡由続
原案
秋山貴彦
製作総指揮
久松猛朗
企画協力
香川眞吾
製作代表
迫本淳一
結城徹
唯敷和彦
木村雪男
日下孝明
佐藤慶太
千草宗一郎
石川富康
三箇和彦
プロデューサー
牛山拓二
上原英和
制作協力
石井晃
絵コンテ
橋詰謙始
絵コンテ協力
相馬宏充
HINOKIOメカデザイン
五十嵐豊
撮影
岡雅一
池谷仙克
装飾
大坂和美
音楽
千住明
音楽プロデューサー
小野寺重之
主題歌
yui
録音
瀬川徹夫
音響効果
倉橋静男
照明
吉角荘介
編集
上野聡一
衣裳
宮本茉莉
ビデオ・エンジニア
さとうまなぶ
製作担当
松村龍一
チーフ助監督
野間詳令
スクリプター
天池芳美
スチール
南浦護
視覚効果
秋山貴彦
操演
保倉一郎
アニマティクススーパーバイザー
久保田孝
VFXプロデューサー
隠田雅浩
アニマティクスプロデューサー
内山博子
特殊造形プロデューサー
岡野正広
造形制作チーフ
関根研一
HINOKIO FILM VENTURER
北川淳一
伊東森人
田山修一
武部由実子
小泉俊彰
西村統行
冠城慎
佐々木恵
松尾宗俊
百武雷太
遠藤英明
久保弥
広瀬憲明
山崎一彦
籏啓祝
中川滋弘
森重晃
今井由佳子
都築建有
有森久芳
海崎洋幸
音響効果協力
臼井勝
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映画レビュー

4.0Tomorrow,s way

2021年9月28日
iPhoneアプリから投稿

多部未華子にしか出来ない役という感じで素晴らしかった。本郷奏多が引きこもり少年というこれまたハマり役。ベタな展開が何度もくるがそこが良い。非常に良い。
エントツの場面がいただけない感じだったが、それ以外は全て良かった。
ベタなラストも好き。

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collectible

4.02020年の今観て

2020年8月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
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サンボ

4.0多部未華子目当てで見ました

2019年4月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

萌える

ロボットが…うーん ハリウッドの"AI"とかのパクり?とか思ったが…
撮影がキレイだった 川崎の工場と街の絵がよかった。
ストーリーはうん?という所もあるが、それを子役たちの演技が自然でよかった。
ロボットの動きも自然であった。
秋山監督はVFXからの今回原案も含めて全監督らしいが もっと他の作品も観てみたくなった。撮影の岡雅一も観たい
しかし、やはり、特筆はオーディションで多部未華子をガキ大将にキャストして 最後のシーンはずるいなぁと…「ピースオブケイク」の田口トモロウ監督もそうだが、彼女には魅せられるのだろう

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U-TA

4.0ロボットにドラムを叩かせるというのは明和電機へのオマージュだったのか・・・って、社長が出演してる!

2018年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ロボットにドラムを叩かせるというのは明和電機へのオマージュだったのか・・・って、社長が出演してる!

 子供向けの感動物語なのかと思っていたら、大人でも満足できるファンタジーだった。特にテレビゲームに嫌悪感を持たない大人、ロボットなどヒーローもののフィギュア好き、ロリコン心(?)を持った方にオススメ・・・というと、ヲタクってことかな・・・。日本はノスタルジックに少年時代を回顧する映画が得意だと思うのですけど、それを現代的な登校拒否や引きこもりの設定にして近未来的なファンタジック要素を加えたようなストーリーです。

 ロボットの造形としては、チタンをベースに軽量化を図るため檜を取り入れてあり、剥き出しの部分が多い。このためVFXやCGが全く違和感なく現実世界に溶け込み、しばらくすると本物のロボットじゃないかと思えてくるほどでした。最初に凄い!と感じたのは、予告編でも登場したドラムを叩くシーン。その後中学生をやっつけるシーンなどがあり、ジュンに抱きつかれた感触をほんのり感じた後に“感情フィードバック機能”をインストールするところなど、思わず胸がキュンっとなってしまいました。富士五湖での星空と花火にもうっとり・・・

 全体的なストーリーは感動できるのですが、細かな脚本の穴や、ゲームの場面が多すぎること。それに、“軍事兵器”やスミレの恋心などの設定が最後にはどうなったのかわからなかった。逆に、「頑張れ」と言っちゃいけないといった、リアルな内容は良かったかもしれない。

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kossy

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