ガチャポン

劇場公開日:

解説

東京・渋谷を舞台に、子どもから大人へと成長していく若者たちの姿を描いた青春群像劇。音楽、ファッション、ドラッグ、ヤクザ、セックス、ケンカ。若者たちの夢と欲望がうずまく渋谷を舞台に、子供から真の大人へと成長しようとする彼らが希望と現実のはざまで揺れ動き、不安をいだきつつも自らの将来に対峙するまでを描く。主人公ケン役には、「リリイ・シュシュのすべて」「バトル・ロワイアル2 鎮魂歌 レクイエム」の忍成修吾。友人テツオ役には「昭和歌謡大全集」「スクールウォーズ/HERO」の黄川田将也。二人の間で揺れ動くヒロインに「GO」「リリイ・シュシュのすべて」の伴杏里。

2004年製作/124分/日本
配給:ジェイ・ブイ・ディー
劇場公開日:2004年9月18日

ストーリー

ケン(忍成修吾)はクラブの人気DJを夢見ながらも、「現実はそんなに甘くないよ」と呟き、流されるように日々を過ごす平均的な日本の大学生。センスはあるのだが家電量販店のデモ実演でお茶を濁すばかりで、就職活動にも身が入らないでいる。そんな彼の楽しみは、同級生のテツオ(黄川田将也)を筆頭に、友人のジャンボ(深水元基)、マコト(竹井洋介)とつるんでクラブで夜通し遊ぶこと。クラブでは麻薬の売人リョウ(虎牙光揮)が、腕力にものをいわせてニラミを利かせている。そんなある日、ケンはテツオがバイト先で拾ったという一枚の絵葉書を見せられる。そこには楽園の写真が。写真には「ウェルカム・トゥ・パラダイス」と書かれているが、テツオはそれを破り捨ててしまう。ケンはテツオの彼女である音大生の悠(伴杏里)が気になりながらも、軽いノリで惚れっぽい女子高生の小百合(松田一沙)と付き合うようになる。一方で、ケンの祖父をボランティアで介護する年上のOL・春奈(岡元夕紀子)にも微妙な感情を抱き、ケンとテツオ、悠、小百合、春奈の間で複雑な恋愛感情が交錯する……。テツオとジャンボはリョウの誘いに乗せられ、手っ取り早く金を稼ぐ<バイト>=麻薬の売人を始める。テツオが麻薬の売人としてヤクザの世界でのし上がってゆくにつれて、テツオとケンの友情も疎遠になってゆき、やがてテツオは仲間たちを売るのだった……。月日は流れ、ケンは大学を卒業し、サラリーマンになる。テツオはヤクザに追われる身となっていた。一方、悠は念願かなってヨーロッパに音楽留学、し、小百合も高校のクラスメイトとステディな関係を続けている。ただ、春奈はケンの祖父が息を引き取ったのを機に、東京を離れて郷里の田舎に戻っていた。ケンは春奈の実家を訪れ、ようやく自分の想いを告白することができた。ケンはサラリーマン生活に見切りをつけ、再度DJの道へ進むことを決意する。

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