ぼのぼの クモモの木のこと

劇場公開日:

解説

不思議な木を巡って繰り広げられる、ラッコのぼのぼのと森の仲間たちの騒動を描いた和み系長篇フルCGアニメーションの第2作。監督は「大感傷仮面」のクマガイコウキ。脚本は、原作者であるいがらしみきおとクマガイ監督の共同。声の出演に、「モンスターズ・インク(吹替版)」の上村祐翔、「パルムの樹」の小桜エツ子ら。

2002年製作/61分/日本
配給:アミューズ・ピクチャーズ
劇場公開日:2002年8月10日

ストーリー

悲しいことや辛いことを忘れさせてくれるクモモの木の下で、いつか迎えに来てくれる誰かを待ち続けているフェレット(?)のポポくんと友だちになったぼのぼの。だがある日、クモモの木の枝が折られると言う事件が起こった。実は、悪い仲間との関係を断ち切ろうとして怪我をしたお父さんの痛みを忘れさせてあげる為に、ポポくんが枝を折っては家に運んでいたのだ。しかし、そのお父さんが亡くなり、ひとりぼっちになったポポくんは姿を消してしまう。心配したぼのぼのは、折からの嵐の中、ポポくんを探してクモモの木を目指す。とその時、落雷でクモモの木が炎上。ところが、燃えたクモモの木の放った不思議な匂いが森の仲間たちそれぞれに、忘れていた記憶を呼び覚ました。そう、クモモの木にはもうひとつ、記憶を想い出させる力があったのだ。そして、ポポくんが赤ん坊だった頃、悪い仲間からお父さんを引き離そうとして失敗し、以後、ポポくんに身分を隠して彼の面倒をみてきたおばさんが、実はお母さんであったことを想い出したポポくんは、迎えに来たお母さんと母子の対面を果たすのであった。それから数日後、森の仲間たちはクモモの木の下に忘れる為にではなく、忘れた記憶を想い出す為にやって来るようになっていた。

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