帰ってきた若大将

劇場公開日:

解説

六〇年代にスクリーンを賑した“若大将シリーズ”が加山雄三芸能生活二十周年記念作品として蘇った。現在西太平洋のある島で大統領の片腕として活躍する若大将の活躍と、青大将をはじめ昔の仲間の元気な姿を描く。脚本は「Alice THE MOVIE 美しき絆」の田波靖男、監督は「愛の嵐の中で」の小谷承靖、撮影は「影武者」の上田正治がそれぞれ担当。

1981年製作/99分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1981年2月11日

ストーリー

西太平洋、サザンクロス諸島上空をヘリコプターで取材していたTVプロデューサー皆川純子が機内から放り出された。そこへ、セスナ機から一人の男がスカイ・ダイビング、純子を捉えパラシュートで降下。その男こそ、御存知若大将、田沼雄一。今、サザンクロス島の大統領の片腕、自治政府顧問になっている。その島は近く平和国家としてアメリカから独立しようとしていた。東京に戻った純子は取材したフィルムにクレームがつき、スポンサーである三丸商事副社長、石山新二こと青大将に抗議に出かけた。そこは青大将、純子を見るなり、クレームを撤回、デートに誘った。その晩、青大将が純子にキスしようとしたとき、そこへ若大将が通りかかった。若大将に飛びつく純子、青大将はガックリ。雄一はおばあちゃんの七回忌の法事で帰国していたのだ。法事を済ませた夜、大統領から雄一に国際電話が入り、島からアメリカに向かう使節団の目的が達成するようニューヨークで外務書記官のフローラと打ち合せをするようにとのことだった。ニューヨークへ飛ぶ雄一。一方、青大将は石油買付けのために書いた中東宛の手紙を、アメリカのメジャー系石油会社のリーガン社長に出してしまった。手紙を取り戻そうと、青大将もニューヨークへ向かう。郵便車を追う青大将は、途中で強盗に会い、身ぐるみ、車を盗まれてしまう。若大将はフローラと会ったが大統領補佐官シュナイダーと連絡がとれず、仕事は難行。そこへ青大将の捜索を頼まれた。ニューヨーク・シティマラソンの取材に来ていた純子は、ホテルで仲の良い雄一とフローラに出会い、嫉妬し、ホテルを出てヨットで暮し始めた。青大将は何とかリーガン社長の別荘に辿りつき、手紙を取り戻すが、パトカーに追われ、偶然、純子のヨットに逃げ込んだ。雄一はシュナイダーがシティマランンに参加すると聞き、セントラルパークで練習中のところを接近した。そこで雄一はマラソンに勝てば使節団の意向を大統領に伝えると、シュナイダーに約束させた。一万数千人が参加するマラソンで、雄一は見事にシュナイダーを破るのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5やっぱりあなたが若大将!

2022年2月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

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しゅうへい

3.5加山雄三の活躍は、運動系から、言語・交渉系へ変化した

2020年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

見て関心した所の件 1.最初の場面、ヘリコプターから落下した純子(坂口良子)を見ていた  雄一(加山雄三)が、セスナ機から飛び降り、地面に着く前に追い付き  パラシュートを開いて助けた場面。 2.新次郎(田中邦衛)の見合い相手の写真を見て、  父親:新吉(田崎潤)が「顔を隠せば問題なし」と言った件、笑った。 3.新次郎の新秘書:ともえ(樹木希林)は良かった。  任務に忠実で正義感もあって良かった。 4.新次郎の車の後部トランク部分が金庫になってる件、凄いと思った。 5.新次郎が、投函した手紙を追いかける件、  違法性が多く、コスト的にも、バカバカしい感じ。  ギャグ映画なら、メインフレームになるだろうが、  これは、そんな映画ではないと思うので、この感想はここまで。 6.新次郎が、車に潜り込んだら純子の車だった件、   偶然出会うにも程がある、シリーズの中盤頃までは   偶然はここまで、多くなかった気がする。 7.最後、新次郎が純子から身を引く件、  男気がある様な気もするが、元々嘘ついてた訳だから  誉める話ではないな。 8.「帰ってきた若大将」の題名なら、もう少し、雄一の活躍を   期待してたのだが、まあ、仕方ないか。 9.最後は、ハッピーエンドで良かった。

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KEO

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