若大将対青大将

劇場公開日:

解説

「俺の空だぜ! 若大将」に続く“若大将シリーズ”第16作目。今回は若大将加山雄三から若大将のニックネームをバトンタッチされた大矢茂が二代目若大将として登場する。脚本は「ひらヒラ社員夕日くん ガールハントの巻」の田波靖男。監督は「喜劇 ドッキリ大逃走」の岩内克己。撮影は「幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形」の原一民がそれぞれ担当。

1971年製作/83分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1971年1月9日

ストーリー

8年がかりでやっと京南大学を卒業した青大将こと石山新次郎の卒業祝いが、後輩のモータークラブ員の太田茂夫の提案で、茂夫の母春江の経営するドライブ・イン「ピット」の店内で開かれた。モータークラブ元キャプテン田沼雄一と茂夫のクラスメートの令子、悦子たちが駈けつけ、青大将も感激のあまりオイオイ泣きだした。それからほど近い、ある日、新次郎の父親の経営する石山商事株式会社の営業部に勤務する雄一のもとへ、新入社員として新次郎が配属されてきた。新次郎は出社第一日目にして、さっそく美人タイピストの節子に一目惚れ、猛アタックを開始した。しかし同僚の富士子から節子と雄一が相思相愛の仲だと知らされ、大ショックを受けた。新次郎は何とか節子を手に入れようと策略をめぐらし、たまたま、父の剛造から、英語の達者な若手を営業部からニューヨーク支店へ送るということを聞き、雄一を推薦。恋仇の転勤をまんまと成功させた。雄一は日本を留守の間、茂夫に、新次郎の手から節子を守ることを託すと、アメリカへ飛び立っていった。学期末、茂夫たちのモータークラブでは、グランプリにそなえて、鈴鹿サーキットで合宿練習をすることになった。新次郎はそのすきに節子に接近しようとするが、茂夫のために失敗する。新次郎はたびたびの邪魔に破れかぶれとなり、茂夫と恋人の圭子の仲をぶちこわしにかかった。サーキットにやってきた圭子は、新次郎から節子と茂夫の仲をほのめかされ、怒って東京に帰ってしまい、アメリカからバイヤーを案内して日本にやってきた雄一と節子の仲も新次郎にぶちこわされかかってしまう。こうしてグランプリ当日がきた。今は茂夫からことの真相を知らされた節子、そして雄一から茂夫の気持を聞いた圭子は、雄一と茂夫のいる鈴鹿サーキットヘ駆けつけた。スタートにつまづき、苦戦をしいられている茂夫を心配そうにピットで見守る雄一たち。だがレースは後半になって、圭子の姿を目にした茂夫はたちまちラスト付近から次々と他の車を追い抜いていった。遂に茂夫は先頭に立ってゴールイン。晴れてグランプリ・レースに優勝した。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0代替わりだ!若大将!

2022年2月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

寝られる

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しゅうへい

4.0雄一と節子のスレ違いが多いが、ハッピーエンドで良かった

2020年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この映画は、最初から最後まで、石山(田中邦衛)が引っ掻き回している感じ。
 ・ストーカー行為、嘘つき、友人の婚約者に強制猥褻、等。
 ・親告罪が多いが、石山の行為は犯罪者並みで、好きになれない。
 ・映画の中の設定は、完全な悪人でなく、善良な会社員の役柄。
 ・この設定で上記の行為なので、石山を好きになれない。
 ・逆に、石山を好きな、善人はいないと思う。

田沼雄一(加山雄三)と、節子(酒井和歌子)は、スレ違いが多い。
 ・「君の名は」の後宮春樹と氏家真知子を思い出してしまった。
   →応援してるのに、じれったい。

終盤の圭子(吉沢京子)から、節子への話で正常回転になる。
 ・圭子から太田(大矢茂)への伝言を託された節子が、
   レース場で、太田宛に「圭子より スキ!」のボード。
 ・そのボードを見て太田が奮起し、圭子を回想するシーン。
 ・この数分が一番泣けたかな。
 ・また、その時の音楽も盛り上げてくれる。
   →吉沢京子は、1970年プロマイド売上、女優部門2位。
   →流石に美人だなあ。 因みに1位は、岡崎友紀だった。

最終、餅つきの場面時、雄一は既に渡米しており、
 ・「節子も正月に渡米し、雄一と結婚する」という話で終わる。
 ・ハッピーエンドで良かった。
   →終わり良ければ、全て良し。

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KEO