WiLD ZERO

劇場公開日:

解説

ゾンビの襲来に遭遇した少年を救うべく、さすらいのロッケンロール・バンドが大活躍するナンセンス活劇。監督は、スピッツやウルフルズ、山崎まさよしら人気アーティストのヴィデオクリップを手がかけてきた竹内鉄郎で、本作で本篇デビューを飾った。脚本も竹内監督自らが執筆。撮影を小林基己が担当している。主演は、ロックバンドのギターウルフと「二十歳の微熱」の遠藤雅。キネコ作品。

1999年製作/98分/日本
配給:ギャガ・コミュニケーションズ(配給協力 スローラーナー)
劇場公開日:1999年8月28日

ストーリー

ライヴハウスの悪徳オーナー、キャプテンと衝突した、超人気バンドにして最強のタフガイ、ギターウルフ。その諍いに、自らの危険も顧みず飛び込んでいった追っかけ少年・エースは、ギターウルフと"ロッケンロールの血"の契りを交わすのだった。さて事件の翌日、さすらいの旅を続けるギターウルフを追い、バイクを走らせていたエースは、トシ、ハナコ、マサオの3人組の強盗に襲撃されたガソリンスタンドから可憐な外国人少女・トビオを救い出し、彼女と再会を誓い合う。ところが、その後彼がたどり着いた旭町は人肉を喰らうゾンビたちに占拠されていたのである。トビオの安否を気遣い、再びガソリンスタンドへ向かうエース。しかし、やっとの思いで救い出したトビオは、実は男であったのだ。そして、その事実にショックを受けたエースは、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。そんなエースの危機を"ロッケンロールの血"で察知したギターウルフは、謎の武器商人・山崎から武器を入手して旭町に潜入すると、ゾンビや彼らを追ってやってきたキャプテンと死闘を繰り広げる。とそこへ、無数のUFOが襲来。ギターウルフは、その中の母船を一刀の下に破壊するが、その時、ゾンビもまた絶滅する。こうして、ゾンビやキャプテンを倒し、エースの危機を救ったギターウルフは、再びさすらいの旅に出るのだった。

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スタッフ・キャスト

監督
技術監督
小林基己
脚本
竹内鉄郎
高木聡
エクゼクティブ・プロデューサー
タナカカズヒロ
製作
スミス
チーフプロデューサー
ササキヨウイチ
竹本克明
プロデューサー
フルタカイチロウ
竹内鉄郎
撮影
小林基己
音響効果
ハヤサキコウイチ
スズキヒロト
照明
鈴木大地
編集
クボタトモエ
スタイリスト
篠原さおり
製作担当
野坂麻子
助監督
高木聡
鷹野原均
笹目康一
スチール
鈴木陽子
特殊効果
コバヤシアツコ
CG
小林淳夫
特殊造形
片岡紀和
シミズサトル
闘技監督
柴原孝典
美術アドヴァイザー
イナムラアキヒコ
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映画レビュー

5.0まぁこの時代の文化を知るなら。

2024年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年342本目(合計1,434本目/今月(2024年9月度)28本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。

 シネマートさんのいわゆる爆音放送でいってきました。
一応、大声OK上映ではありませんでしたが、常識的な範囲内では拍手等もありました。

 かなり古い時代で、古い時代の日本の音楽事情や音楽バンドの事情を知ることができるほか、バンド系音楽といわばホラー映画との融合ということで25年ほど前の作品ですが、今みても特段違和感がなく(もちろんインターネットなんて出ませんが、出ようがどうであろうが関係がない)良かった作品です。

 VOD等で配信があるようなのであれこれ書かないほうが良いのかな…。

 いわゆる爆音放送は「映画館でやる分」に関しては防音関係がしっかりしていますが、自宅等特段の設備があるのでないところで「セルフ爆音」すると警察が来たり近所迷惑になったりと大変なので注意です(まぁ、パソコンの音量設定にも限界ありますし)。

 行政法の観点からは、移動の自由を一方的に制限することができるか?という問題(後半のくだり)があることは把握していますが、現在(2023~2024年)と違ってこの時代の映画はそのあたりの法律解釈が結構いい加減だったようで(通達だの避難命令だのといった語が特段監修なく使われている)、それはそれで仕方がない(特に行政法というマイナーな科目で1995年頃の作品に配慮を求めるのも、民法刑法等の理解不足という指摘とは一つ二つ要求が跳ね上がる)ため、減点なしフルスコアです。

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yukispica

4.0ギターウルフ!ロック!ゾンビ!UFO!

2023年7月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

ギターウルフが出演しているB級映画で、ジャンル的には、ロックなホラーコメディ?

ゾンビさまよう街を、バイクでカッ飛ばし、昔の不良漫画の様な甘酸っぱい恋をして…

パンク、ハードコア、ガレージ、サーフ、など
、アンダーグラウンドなロックが全編を彩ります。

マッド3、ティーンジェネレイト、SDS、デビル・ドッグス、ファントム・サーファーズ、オブリヴィアンズ、などなど、

とにかく!音楽がサイコーです!!

この辺の音楽が好きな方は興奮しながら観れるでしょう(笑)

『プラン9・フロム・アウタースペース』とか、B級映画が好きな方は楽しめるかと。

一般的には、くっだらない映画と認定されるであろうB級具合(笑)

ギターウルフのファンに!

アンダーグラウンドなロックファンに!

B級映画のファンに!

ロッケンロー!!

PS.アメリカのホラー映画『ファウンド』の劇中に、この映画のポスターが貼ってあります(笑)

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RAIN DOG