もうDEBUなんて言わせない!

劇場公開日:

解説

会社の新製品のキャンペーンのためにダイエットすることになったOLが巻き起こす、笑いと涙のロマンティック・コメディ。監督はこれがデビュー作となる長濱英高。脚本は「女賭博師花吹雪お涼」の安井国穂。撮影にやはり「女賭博師花吹雪お涼」の羽方義昌があたっている。主演は1264人の応募があった“ミスデブコンテスト”の中から選ばれた青山雛で、彼女は映画の進行に合わせて実際に減量してみせている。

1997年製作/92分/日本
配給:東映
劇場公開日:1997年2月15日

ストーリー

スポーツ用品メーカーの総務部庶務課に勤務する平凡なOL・青山雛は、突然会社の新製品のキャンペーン・モデルに抜擢される。しかしそれは、太り気味の雛とデブの男性社員・田渕のふたりに新製品のウェアを着せてダイエットさせ、使用前後の体型を比較するという宣伝展開のためだった。図書館で知り合った金本という男がデブ女性専門の結婚詐欺師とは知らずに、彼にのぼせて貯金を騙し盗られてしまった雛は、太っているだけで他人からバカにされるような人生は嫌だとモデルになることを承諾する。翌日から雛と田渕のダイエット作戦が開始され、キャンペーンの撮影を担当しているカメラマン・赤井にからかわれながらも、雛は地獄のようなメニューをこなしていった。そんなある日、娘が結婚詐欺にあったことを聞きつけた雛の両親が田舎から上京して来る。雛はなりゆきで赤井を彼氏だと紹介するが、それがきっかけで彼女は赤井を意識するようになった。ところが、赤井に好意を寄せていた同僚のめぐみのやきもちから、いじめや嫌がらせを受けたり、同志の田渕が挫折したりして、雛の減量は小康状態に入ってしまう。最後の手段でエステに通うことにした雛は、そこで一番効果的なダイエットの秘訣を教わった。それは規則的な生活をすることと、この人のために痩せたいと思えるような素敵な男性を見つけることである。ある夜、別の女性を騙している金本を発見した雛は、彼を警察に突き出すことはせず更生へと導いてやった。そんな彼女の優しさに感動した赤井が雛に愛を告白し、素敵な男性にめぐり会えた雛は、見事15キロの減量に成功する。しかし彼女は、今回のことで何より自分の内面が磨かれたのだということをちゃんと知っていた。

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