火垂るの墓(1988)

ALLTIME BEST

劇場公開日:1988年4月16日

解説・あらすじ

太平洋戦争終結間近の神戸を舞台に、戦災孤児の兄妹が懸命に生きる姿と、彼らがたどる悲劇的な運命を描いた名作アニメーション。神戸の大空襲を体験した作家・野坂昭如による直木賞受賞短編小説を、スタジオジブリの高畑勲監督が映画化した。

昭和20年、夏。父が出征中のため母と3人で暮らす14歳の清太と4歳の節子は、空襲によって家を焼かれ、母も亡くしてしまう。2人は遠縁の親戚宅に身を寄せるが、次第に邪魔者扱いされるようになり、ついに耐えきれなくなった清太は節子を連れて家を飛び出す。防空壕に住み着いた彼らは、2人きりの貧しくも楽しい生活を送り始めるが……。

1988年4月、宮崎駿監督の「となりのトトロ」と2本立てで公開された。

1988年製作/88分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1988年4月16日

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(C)野坂昭如/新潮社,1988

映画レビュー

5.0 肉体を手放しても死ねないほどの清太の後悔、本能的な欲求と清い理性の葛藤を克明に描いた傑作

2025年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

驚く

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popo2

4.0 ようやく鑑賞する気になれました。

2021年6月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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猿田猿太郎

5.0 街も、人の心も荒廃していくのが戦争

2025年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

Netflixでの配信をきっかけに数年ぶりに見たが、いつ見てもこんなに痛切で胸をえぐられるような鑑賞体験は他にはない。
冒頭の清太が餓死する寸前のシーン。身体に力が入らないというリアリティが絵でこの上なく見事に表現されている。
劇映画にはできない、アニメにしかできないリアリティはここにあると思う。餓死のリアルだ。生身の役者がどれだけ肉体改造をしてもたどり着けない死が間近に迫った肉体のリアルがこの作品には描かれている。それは後半の節子の死のシーンも同様だ。

本作は戦争の物理的な恐ろしさも描くが、人の心の荒廃も描かれている。戦争で窮乏すればだれもが心に余裕がなくなり、子供を助ける気持ちすら失っていく。誰もが明日を生きることで精いっぱいなのだから、それもまた個人を責めるべきことではないのだが、そのように街も心も荒廃させるのが戦争なのだろう。この作品はいつの時代も見られるべき作品だと改めて思った。

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杉本穂高

5.0 後半になればなるほど苦しかった

2026年1月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

悲惨な戦争の世界を目の当たりにし、人間として生きていけない時代を知った。この時代を生き抜いてきた先祖がいるからこそ、我々は今生きていられるのだ。大人でさえも自分のことが精一杯で子供を助けることができない時代。節子の無邪気であどけない声が胸を締め付ける。敗戦国故に描けた作品だと思った。日本は戦争や核の悲惨さを伝えられる国である。防衛費を増やす国が増えているように、一歩間違えば戦争が起こりそうな時代。世界における日本の役割を改めて考えてみたい。よってお盆は先祖の供養と共に戦争について考える大切な意味合いを持っている

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