ファイナル・ファイト 最後の一撃
劇場公開日:1989年11月18日
解説
世界格闘技選手権に賭ける男たちの姿を描く。国際派アクション俳優、倉田保昭が企画・製作・原案・アクション監督・主演をつとめ、脚本は沢口義明が執筆、監督は「ドン松五郎の大冒険」の後藤秀司、撮影は村野信明がそれぞれ担当。
1989年製作/96分/日本
配給:東映クラシックフィルム
劇場公開日:1989年11月18日
ストーリー
かつてアジアの空手道チャンピオンであった甲斐正彦は、今では現役を引退し、香港で小さな武術ジムを経営していた。ある日、甲斐は見事なクンフー技を見せたストリートギャングのリーダー・ジョンに目をつけ、彼に技を教え込むが、ジョンはその技で仲間たちと街中を暴れまわるのだった。そんなジョンがカップルに言いかがりをつけて暴力をふるっている場を目撃した甲斐は、ジョンの攻撃を受けた青年の見事な応酬ぶりに天賦の才能を感じ取る。青年の名は龍天明。甲斐の必死の説得に打たれた龍は世界格闘技選手権に向けて、甲斐のコーチのもとで猛特訓が始まるが、龍の恋人ミリーは、ふたりの武術への執着に一抹の不安を感じていた。そして、選手権の日に龍は圧倒的な強さで勝ち進んだがベトナムの強豪チョンとの対戦で生命を落としてしまう。龍を亡くし、酒びたりの生活に溺れていく甲斐だったが、ミリーの励ましによりカムバックを決意する。今まで以上に激しい特訓を重ね、遂にリングに返り咲いた甲斐は死力を尽くしてチョンを倒し、全身に力の限りやり遂げたという充実感がいきわたっていくのだった。